Project/Area Number |
02801013
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Psychology
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
竹下 由紀子 新潟大学, 教育学部, 教授 (00018152)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南風原 朝和 新潟大学, 教育学部, 助教授 (50156246)
生田 孝至 新潟大学, 教育学部・附属教育実践研究指導センター, 教授 (20018823)
近藤 邦夫 東京大学, 教育学部, 助教授 (40095790)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1990: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 教師 / 生涯発達 / 人格の成熟 / 人生観 / 指導観 / 認知療法 / 自己効力感 |
Research Abstract |
本研究では、1.基準変数としての人生観の成熟度測定のための質問紙の作成。2.教師の間に存在する指導上の信念の蒐集。3.人生観と指導上の信念の関連の探索。4.指導行動と信念の関連の発見という4段階の研究を平行的に実施した。重点を置いたのは1である。 1.人生観の成熟度測定のための質問紙の作成 予備調査として,RLGouldによって成人が克服すべきものとして提出している人生観を常套的な長現にあらためた30項目を試作し,教師を含む20歳台から50歳台の成人に呈示し,年令別の賛成の度合いを比較し,若年層で賛成者の多い30項目を選び出した。これらに若干表現上の修正を加えた上で更にDDBurnsにより紹介されたDASの項目を特に教職場面での態度の形で表現した10項目を附け加えた。 2.教師の指導上の各種の信念を面接によって聞き出し、それらを検討して、29項目の質問紙を構成した。 3.20歳台から60歳台の教師に,1と2で作成した質問を呈示して,回答をもとめ,人生観の成熟度と指導上の信念との相関を算出した。相関のみられた主な項目は,親や家族からの独立の度合と指導上の効力感報酬は自動的にもたらされるという考えと指導上の仮定の効力感,報酬依存度と指導上の効力感などであった。動機づけなどの観点から好ましいと仮定されている効力感が,成熟という面では低いと考えられる人生観に結びつくかもしれないというのが,今回得られた予想である。 4.指導上の信念と指導行動の関連については、効力感の強い教師の中に能動的な指導おこなう事例がみられたが、かならずしも一般的な連関を見出すには至らなかった。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)