Project/Area Number |
02805097
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工業物理化学・複合材料
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
岡畑 恵雄 東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (80038017)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | リパ-ゼ / 不斉合成 / 酵素ー脂質複合体 / 有機溶媒中での酵素反応 |
Research Abstract |
本研究の目的は、酵素の表面を脂質膜で被覆することにより酵素機能を改変し、有機溶媒中で加水分解の逆反応を利用した油溶性基質の不斉エステル合成を行なうことにある。今年度の研究により以下のような成果が得られた。 1)Rizopus delemar由来のリパ-ゼ水溶液とカチオン性あるいは糖親水基をもつ合成ジアルキル脂質の水分散液を混合し、析出した酵素ー脂質複合体の沈澱を集めて凍結乾燥して白色粉末を得た。 2)得られたリパ-ゼー脂質複合体を乾燥ベンゼンに溶かし、これにカルボン酸とセラミ体アルコ-ルである2ーノナノ-ルあるいは1ーフェニルエタノ-ルを加えて室温で2時間反応を行なった。リパ-ゼの立体選択性によりRー体のアルコ-ルだけがエステル化されたので、未反応のSー体不斉アルコ-ルを蒸留により分離することができた。 3)基質として、分子構造の異なる(アルキル鎖長の異なる)カルボン酸成分や不斉アルコ-ル成分としてメント-ル、ステロイド等を用いて、有機溶媒中でリパ-ゼー脂質複合体を用いてエステル化反応を行なったところ、Lーメント-ルやコレステロ-ルのレギオ選択的なエステル化が起こることがわかった。 4)これまでの酵素修飾方法に比べて、簡単な方法で有機溶媒可溶化リパ-ゼが得られ、均一系であるので反応速度も速く高収率で立体選択性の高い反応系が構築できることが明らかになった。
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