呼吸器神経上皮体細胞のコリン作働性神経支配と神経伝達の機序
Project/Area Number |
02807004
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General anatomy (including Histology/Embryology)
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
松村 豪一 長崎大学, 医学部, 助教授 (40039871)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川原 克信 長崎大学, 医学部, 講師 (80152990)
中根 一穂 長崎大学, 医学部, 教授 (60164240)
小路 武彦 長崎大学, 医学部, 講師 (30170179)
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Project Period (FY) |
1990 – 1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1991: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 1990: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 肺 / 神経上皮体 / アセチルコリンレセプタ- / cDNAプロ-ブ / コリン作仂性神経支配 / In Situ hybridization / AchR αーsubunit mRNA / 神経伝達 / 呼吸器 / コリン作動性神経支配 / in situ hibridization / AchR alphaーsubunit mRNA |
Research Abstract |
本年度は「外気に直接触れる内分泌細胞の微絨毛部分が外気状態の変化を認識して、状況に応じて内分泌顆粒を放出する」との仮説の是非を平成2年度に引き続き検討するために研究を実施した。 1.平成2年度に光顕レベルで、新生児とadultマウスの肺凍結切片において、HRPー標識ーαーbungarotoxinを反応させた結果、アセチルコリンレセプタ-(AchR)の局在が神経上皮体細胞と神経終末との接着部に相当する部分に証明されたが、同じ肺の凍結切片を電顕下に観察した結果、電顕レベルでもAchRが同じ部位に局在していることを確認した。 2.マウス筋肉のAchRαーsubunitにおける核酸塩基配列ですべての種を越えてhomologyの高い部位を選び、核酸合成装置を駆使して、この部位の核酸を合成し、これに紫外線を照射してチミン2量体を作成したものをprobeとして用い、マウスや山椒魚の筋肉や肺の凍結切片で、in situ hybridization手法を実施した結果、マウスの神経筋接合部と肺における神経上皮体と神経終末の接着部にAchR αーsubunit mRNAの局在を証明し得た。 3.マウス筋肉のAchR βーsubunitとγーsubunitに関しても上記2と同様に核酸合成を行い、これに紫外線を照射してcDNAプロ-ブを作成した。 現在、これらのプロ-ブを用いて、マウスや山椒魚の筋肉と肺におけるAchR βーsubunitおよびγーsubunitのmRNAの局在と合成能について、分子生物学的に検索している。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)