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ワクチニアウイルス粒子と細胞膜に存在する相同タンパン質の構造と機能の比較

Research Project

Project/Area Number 02807050
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Virology
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

大家 正泰  新潟大学, 医学部, 助手 (70108017)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 市橋 康夫  新潟大学, 医学部, 助教授 (80027317)
Project Period (FY) 1990
Project Status Completed (Fiscal Year 1990)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1990: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsワクチニアウイルス / ヘマグルチニン / ウイルスタンパク / 感染機構 / 遺伝子解析
Research Abstract

従前の研究により、ワクチニアウイルスのヘマグルチニンタンパク(HA)には感染細胞表面に発現されて融合細胞の形成を阻害し、またウイルス粒子に結合して細胞への吸着活性を高める一方侵入活性を顕著に抑制する作用のあることが明らかになっている。このHAの細胞融合及び侵入活性に対する抑制的作用が、細胞・ウイルスに存在する相同物質との反応によるものであるとの想定の基に、HAの作用の分子的メカニズムを解明する目的で行った実験によってこれまでに以下の成績を得た。
HAとの特異的結合能をもち免疫的交叉反応性を有するウイルスタンパクVP37Kと分子量約3万の細胞タンパクの関係を明らかにし、各々の分子的性状を知る為に、遺伝子解析を行った。まずλgt11をベクタ-として作製したワクチニアウイルスのDNAライブラリ-を抗VP37K抗体を用いてスクリ-ニングし、得られたクロ-ン化DNAをプロ-ブとして更にVP37K遺伝子全域にわたるゲノムDNAの制限酵素断片をクロ-ニングした。同クロ-ンの塩基配列を解析した結果、VP37K遺伝子は843ヌクレオチドよりなるopen reading frameをもち、281個のアミノ酸で構成される分子量35,900のタンパク質をコ-ドすると推定された。塩基配列より予測されるVP37Kには、中央部に4個のシステインをはさんでプロリンとスレオニンに富む配列が続く特徴的な領域が存在し機能との相関が予測される。30K細胞タンパクについては、VP37Kの配列をもとにデ-タベ-スで検索したが、構造が既知のタンパク中にその候補を見出すことは出来なかったので、現在同様の手法によるヒト細胞のcDNAライブラリ-のスクリ-ニングを進めている。

Report

(1 results)
  • 1990 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 大家 正泰: "The function of vaccinia hemagglutinin in the proteolytic activation of infectivity." Virology. 176. 494-504 (1990)

    • Related Report
      1990 Annual Research Report

URL: 

Published: 1990-04-01   Modified: 2016-04-21  

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