Project/Area Number |
02807101
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中川 秀己 東京大学, 医学部(病), 助教授 (20114580)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳永 勝士 東京大学, 医学部(病), 助手 (40163977)
朝比奈 昭彦 東京大学, 医学部(病), 助手 (50202601)
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Project Period (FY) |
1990 – 1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1992: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1991: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1990: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 乾癬 / HLA-C分子 / 73番目アラニン / 9番目アスパラギン酸 / レオウイルス / HLAーC / アラニン73番目 / アスパラギン酸9番目 / HLAーCw6,Cw7 / HLAーCw11 / HLAーCx53 / ^<73>Ala(73番目のアラニン) / 尋常性乾癬 / PCRCpolymerase chain reaction |
Research Abstract |
我々は既に日本人乾癬患者においてその発症にHLA-C分子の1ドメインの73番目のアラニンを規定する部位の塩基配列が疾患の発症に重要な関連性がある可能性を報告した。更に今まで報告されているHLA-C分子の塩基配列を詳細に検討したところ、9番目のアスパラギン酸を規定する塩基配列も乾癬患者に高率に見い出されるHLA-Cw6に存在することが判明した。そこで、約80名の乾癬患者においてこの部位の塩基配列をPCR法にて検討したところ、HLA-Cw6、Cw7およびCw7の亜型が9番目のアスパラギン酸を保有することがわかった。更に我々は同部位のDNA配列を検討することにより、我々のデータの裏付けをとることができた。73番目のアラニンと9番目のアスパラギン酸とどちらが疾患の発症に重要であるかを統計学的に解析したところ、アラニンの方が第一義的であるがアスパラギン酸も二義的に働き、疾患を発症させている可能性がうかがわれた。日本における我々の結果が正しいものであるか、結果に人種的差異があるかを検討する目的でノルウェーおよびイスラエルのグループと共同研究を開始したが、前段階のデータは、我々の結果か人種差に関係なく普遍的に言えるものである可能性が示されている。 合成蛋白を用いた患者血清、リンパ球での検討はまた始まったばかりである。前段階の結果では合成蛋白に交叉反応する抗体が患者血清中に高い値で存在することが示された。
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