イメ-ジングプレ-トを用いた新しいコンピュ-タ断層撮影システムの開発
Project/Area Number |
02807186
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
外科・放射線系歯学
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
森田 康彦 鹿児島大学, 歯学部附属病院, 助手 (10182255)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 輝尽性螢光体 / イメ-ジングプレ-ト / CT / シミレ-ション / 最尤推定法 |
Research Abstract |
輝尽性蛍光体イメ-ジングプレ-トを検出器として用いる小型X線断層撮影システムを作成し、アクリルファントム並びにヒト下顎頭の横断断層画像を得た。作成されたシステムでは128x128画素、1画素0.5mm、スライス幅0.8mmの画像を得ることができ、直径50mmのアクリルファントムの直径1.0mmのホ-ルを識別することができた。このような実験ならびに通常のX線CT装置による画像との比較から、輝尽性蛍光体イメ-ジングプレ-トはX線検出器としても充分な性能を持ち、これをもちいたX線CTが可能であることが示された。 さらに画像再構成法について計算機シミレ-ションと実際のファントム実験から従来のフィルタ-逆投影法と最尤推定法について検討した。これらの結果から、本システムが必要とする不完全投影デ-タに対する画像再構成においては、最尤推定法の優位性がみとめられた。また最尤推定法の計算時間を短縮するためソフトウエアのUNIXワ-クステイションへの移植とアルゴリズムの改善をおこない、従来半日近くかかった計算を1時間程度にすることができた。これらの内容については日本ME学会総会(仙台)、歯科放射線学会九州地方会(長崎)で発表した。また一部については歯科放射線学会誌に発表した。 また画像再構成について巡回調和変換(CHT)からの理論的考察により、楕円軌道とhollowーprojectionを利用したパノラマに類似した軌道による3次元断層が有効であることを導出し、下顎骨に対するパノラマ類似軌道による横断断層画像再構成のシミュレ-ションをおこなった。これについては近く発表の予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
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