電気パルス法による遺伝子導入は血液疾患の遺伝子治療に応用可能か?
Project/Area Number |
02807230
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
高橋 益広 新潟大学, 医学部, 助手 (90179531)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸 賢治 新潟大学, 医学部, 助手 (30186209)
小池 正 新潟大学, 医学部, 助手 (30170161)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 遺伝子導入 / 電気パルス法 / 矩形波パルス / ヒト株化血液細胞 / 血液前駆細胞 / 造血因子 / DNA合成期 / 遺伝子治療 |
Research Abstract |
1)我々は、ヒト株化血液細胞を用いて、電気パルス法による遺伝子導入効率の検討を行った。ネオマイシン耐性遺伝子、βーガラクトシダ-ゼ遺伝子のいずれを用いた検討でも、矩形波パルスが減衰波パルスに比し導入効率は良好で、細胞障害性も少ないことが判明した。 2)ヒト株化血液細胞としてK562を用いた場合、aphidicolin,thymidine,hydroxyurea等により同調培養を行い、DNA合成期の細胞の割合を増加させることにより、βーガラクトシダ-ゼ遺伝子の導入効率を10%以上と高めることができた。 3)GーCSF,GMーCSF,ILー3を加えて4日間液体培養することにより、顆粒球系、および赤血球系前駆細胞のうち、DNA合成期にある細胞の割合( ^3Hーthymidineを用いた障害試験による)を高めることができた。 4)ヒトに骨髄前駆細胞の占める割合の高い骨髄低比重細胞(比重1.055ー1.065)に対する電気パルス法によるβーガラクトシダ-ゼ遺伝子の導入実験では、GーCSF,GMーCSF、ILー3を加えた4日間の液体培養を行うことにより、遺伝子が導入されたと考えられる青く染まるコロニ-の割合が多くなり、遺伝子導入効率の上昇が認められた。 4)以上の成績は、研究代表者が、第51および52回日本血液学会総会、第31回日本臨床血液学会総会、International Society For Experimentsl Hematology XIXth Anual Meeting(Seattle.1990)(Experimental Hematology18:712,1990)、第5回Biomedicine研究会 遺伝子治療の基礎と臨床(御殿場、1990)にて報告した。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)