ヘルペスウイルスをベクターとしたイヌバベシアギブソニー原虫感染症のワクチン開発
Project/Area Number |
02J02555
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Basic veterinary science/Basic zootechnical science
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
福本 晋也 岐阜大学, 大学院・連合獣医学研究科, 特別研究員(DC1) (50376422)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | Babesia gibsoni / ワクチン / P50 / イヌヘルペスウイルス / バベシアギブソニー / ヘルペスウイルスベクター |
Research Abstract |
イヌバベシアギブソニー原虫感染症に対するワクチン開発にあたり、年次計画に基づき以下の研究を行った。 1 イヌサイトカイン遺伝子のクローニング 原虫感染防御に重要とされている細胞性免疫を刺激するインターフェロンγ、IL-12、IL-18遺伝子をイヌ胸腺細胞よりmRNAを抽出しRT-PCR法によりクローニングした。また、その塩基配列の解析も行った。 2 組換えウイルスの作出とそのin vitroにおける性状解析 組換えP50蛋白に対する抗血清を作製し、Babesia gibsoni感染イヌ赤血球置換SCIDマウスに投与することにより原虫増殖抑制効果を検証した。その結果、対照群と比較し有意に原虫の増殖を抑制した。この結果を踏まえ、P50を導入した組換えイヌヘルペスウイルスを作製した。さらに、他の抗原遺伝子P29及びP130の同定に成功し、これらの遺伝子を導入した組換えヘルペスウイルスを作製した。目的遺伝子の導入をサザンブロット法により確認した。これらのウイルスの増殖能をin vitroで解析した結果、親ウイルスと比較し有意な差は認められなかった。また、in vitroで組換えヘルペスウイルスによる導入遺伝子の発現を、ノーザンブロット法、間接蛍光抗体法及びウエスタンブロット法で確認した。さらに発現産物をマウスに免疫、抗血清を作製しB.gibsoni原虫に対する反応性を間接蛍光抗体法により確認したところ、高い反応性を示した。このことから組換えヘルペスウイルスにより発現された各遺伝子産物は、天然型のものに非常に近い構造を持つことが確認された。また各サイトカイン遺伝子導入した組換えヘルペスウイルスを作製し、同様の解析を行い、発現を確認した。 現在これらの組換えヘルペスウイルスを用いた、イヌにおける感染防御効果評価実験の準備中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)