Project/Area Number |
03151031
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
巽 紘一 京都大学, 医学部, 助教授 (30131022)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 國寛 京都大学, 医学部, 助教授 (00027070)
寺岡 弘文 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教授 (30019137)
松本 明 神戸大学, 医学部, 講師 (80181759)
栗原 孝行 金沢医科大学, 総合医学研究所, 講師 (20064595)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥7,800,000 (Direct Cost: ¥7,800,000)
Fiscal Year 1991: ¥7,800,000 (Direct Cost: ¥7,800,000)
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Keywords | ブル-ム症候群 / リンパ芽球様細胞 / DNAリガ-ゼI / 6チオグアニン抵抗性 / HPRT / 欠失 / ポリ(ADP.リボ-ス)シンセタ-ゼ / RFLP |
Research Abstract |
ブル-ム症候群(Bloom's syndrome BS)患者および正常人由来のリンパ芽球様細胞(LCL)の粗抽出液中のDNAリガ-ゼI活性をHAカラムクロマトグラフィ-によりリガ-ゼII活性と分離して測定した。正常人由来7株、日本人BS由来5株、白人BS由来1株、ユダヤ人BS由来3株のリガ-ゼI活性は標準NLーHa株活性の比で示すと正常人0.74ー1.24平均0.91、BS0.33ー1.12平均0.65と幅広く分布した。BSF07(日本人)は明らかに正常人より低値を示すが、他のBS株では正常人の活性範囲を有意に外れるものはなく、また活性値の高低に民族差を認めなかった。リガ-ゼI反応の基質オリゴdTおよびATPに対するKm値でも正常人とBS間に差はなかった。 ヒトDNAリガ-ゼIcDNAを用いてBS7株と正常人株のRFLP(EcoRI,BamHI,XbaI)検索を行ったが差異を認めなかった。DNAリガ-ゼIに関する数個のゲノム・クロ-ンを得たが5'上流の調節領域を含んでいなかった。 6チオグアニン抵抗性(TG)変異を指標とした突然変異率測定でBS2KA 19.4x10^<-7>、GM3403 13.9x10^<-7>/細胞/世代と正常人細胞の5〜10倍高値を示し、multiplex PCRによるHPRT各exonの構造解析から、調べた8個のTGクロ-ンすべてに欠失を認めた。この内約半数が全exonの欠失であった。BS患者株粗抽出液中のポリ(ADP・リボ-ス)シンセタ-ゼ活性は対照正常人細胞株との間に有意差はなかった。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)