Project/Area Number |
03151039
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
島崎 淳 千葉大学, 医学部, 教授 (10008229)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
蔵本 博行 北里大学, 医学部, 助教授 (80050491)
寺川 直樹 鳥取大学, 医学部, 教授 (90163906)
吉川 寛 大阪大学, 医学部, 教授 (70019876)
佐藤 文三 大阪大学, 医学部, 助教授 (30124770)
松本 圭史 大阪府立母子保健総合医療センター, 研究所, 所長 (70028299)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥16,400,000 (Direct Cost: ¥16,400,000)
Fiscal Year 1991: ¥16,400,000 (Direct Cost: ¥16,400,000)
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Keywords | アンドロゲン誘導性増殖因子 / へパリン結合性増殖因子 / FGF様因子 / マウス乳癌 / シオノギ癌 / アンドロゲン依存性癌 / アンドロゲン受容体 / FGF受容体 |
Research Abstract |
性ホルモン依存性癌の増殖は、性ホルモン誘導性に産生される自己増殖因子を介しておこるのではないかと考えられるようになったが、分子レベルでの実証はなされていない。その最大の理由は、無血清・無蛋白培地で性ホルモン依存性の増殖を示す実験系がなかったからである。我々は、無血清培地〔Ham's Fー12:MEM(1:1,v/v)+0.1%BSA〕においてアンドロゲン依存性増殖を示すCloned Cell line(マウス乳癌シオノギ癌由来のSCー3)を樹立し、その依存性増殖の分子機構を解明した。 (1).アンドロゲンはSCー3の受容体と結合し、結合物はfibroblast growth factor(FGF)様因子を産生・分泌させ、因子はSCー3のFGF受容体と結合しSCー3の増殖を促進することが明らかになった。その際bFGF,aFGF,hstー1,intー2のmRNAは発現しないので,SCー3がアンドロゲン誘導性に産生にする因子は、新らしいFGF familyと考えられた。…松本,佐藤,島崎,吉川。 (2).上述の無血清培地からBSAを除いた無蛋白培地でも,1)と同様のことが示された…松本,佐藤。 (3)。アンドロゲンの作用でSCー3.から産生、分泌される因子を2度のヘパリンセファロ-ズカラムとC4の逆相高速液体クロマイグラフで純化し,SDSーPAGEで分子量28KDaの増殖活性を示す因子を得た。この因子の一部のアミノ酸配列を決定し,これより因子のcDNAのクロ-ニングに成功した。COS7細胞にcDNAを導入・発現させ,SCー3増殖促進活性のあるクロ-ンの塩基配列を決定した。アミノ酸数215でN末にシグナルペプチドを有し、成熟因子の推定分子量は22KDaである。糖鎖が附着して28KDaの因子となりFGF受容体結合部位を有する。FGF familyとの相同性は30ー40%の新しい増殖因子であった…宮本,松本。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)