Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉川 徹 東京都立大学, 情報処理施設, 講師 (90211656)
増田 聡 東北大学, 教養部, 講師 (30231591)
衣袋 洋一 芝浦工業大学, 工学部, 講師 (70052876)
清水 英範 岐阜大学, 工学部, 助教授 (50196507)
伊藤 訓行 国立環境研究所, 室長 (00203159)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 1991: ¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
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Research Abstract |
都市環境の研究を遂行するために,デ-タ収集と処理が欠かせない。近年、都市環境情報システムの開発が進められているが,相互の情報交換不足により、研究者が同じ様なデ-タを集め,同じ様なシステムの開発を行なうという非効率が多く見受けられる。そこで本研究は、1.既存研究で使われた都市環境デ-タ,システムを調査・整理して多くの研究者が相互利用出来るようなシステムを開発すること。2.都市環境システムの体系化の方向をさぐること、を目的としている。具対的には、次の3点について研究を行った。 (1)環境情報関係のデ-タベ-スの作成と解析処理プログラムについてのアンケ-ト調査。調査の結果,各自が作成した独自のデ-タのマニュアルの整備とデ-タの標準化が重要であることがわかった。 (2)土地利用計画支援システムと土地利用実態分析研究の整理。現在の用途地域指定支援システムは,IFーTHENル-ルによって構造化し,ファジィ推論によって評価を行なう方法をとっている。各用途地域に対する個々の土地の適性度評価から客観的に空間的なゾ-ニングを行なうことができる。土地利用の実態分析については、今後土地利用のフロ-を確実に捉えられ,また立体的土地利用の分析に耐えられるデ-タ構造を持ったデ-タベ-スとその操作ソフトウェアの整備が要請される。 (3)地理情報システムによる都市環境の情報処理研究の事例の収集と研究動向。今後都市景観,居住環境等を計画する上で強力な支援システムとなるために,デ-タの標準化とマニュアルの整備が必要であることが,事例を通して判明した。
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