Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
依田 浩敏 早稲田大学, 理工学部, 助手 (70220754)
松尾 芳雄 農林水産省, 農業工学研究所・農村整備部, 主任研究員 (10150327)
竹内 章司 (財)リモートセンシング技術センター, 研究部, 主任研究員
梅干野 晁 東京工業大学, 大学院・総理工, 助教授 (50108213)
安岡 善文 国立環境研究所, 社会環境システム部, 室長 (50132866)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Research Abstract |
今年度は,主に都市内緑地の空間分布の把握と時間変化の把握との2つの観点から研究を行った.都市内緑地の分布を把握するのに,どれくらいの地上分解能をもつセンサを使えばどの程度の情報を収集できるかを明らかにすることは非常に重要である.そこで,東京都を例にとり,都内に分布する緑地をひとまとまりごとの面積(画素数)に基づいて分類し,小画積のものまで把握するには2m程度の地上分解能が必要であることを明らかにした。また,緑地を樹木,草地,芝地に細分類する場合に赤外域のデ-タが有効であることも明らかにした(梅干野)。一方,緑地の空間分布が住環境に与える影響の評価も重要であるので,かたまりとして個々の緑地をとらえ,それらの形状特微量を算出したり互いのトポロジカルな分布特性を解析するための研究も行った。現在まで,筑波地区について緑地圏域図の作成を終えている(山形,安岡)。これと関連して,緑地の都市環境への影響評価も行った。精密なグランドトル-スと衛星デ-タとの比較により,樹木や芝地の温度の日変化の幅が水面に次いで小さいことを定量的に確認した(依田)。また,専門家からの知識獲得を容易にするため都市内緑地の3次元的表現法の研究も行い,同一時多視点からの緑地評価が可能なシステムを開発した(松尾)。 都市内緑地の時間変化では,これまで問題となっていた多重時刻多重分光画像における観測波長帯数が異なる場合の処理法について,重回帰モデルに基づく新しい手法を開発した。本手法を実際のデ-タに適用したところ,従来手法よりも明確に変化域抽出が行えた(花泉)。また,都市内緑地の破壊再成過程を把握するため正規化植生指数(NVI)に基づく手法を開発した。実際に多摩ニュ-タウン地域の多重時刻デ-タに適用したところ,規模の小さい緑地の変化も精度よくとらえられることがわかった(竹内)。
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