Project/Area Number |
03203248
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
小郷 良明 大阪市立大学, 工学部, 教授 (70046910)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 洋三 大阪市立大学, 工学部, 構師 (50047312)
矢野 元威 大阪市立大学, 工学部, 助教授 (20046973)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | 2段液化 / Wandoan炭 / Yallourn炭 / Illinois No.6炭 / 水蒸気処理 / 2成分系混合溶剤 / 前処理 / 爆砕水素化 |
Research Abstract |
(1)Wandoan炭とYallourn炭の水による前処理プロセスの速度解析 400℃,60Mpa,0〜25minの条件で前処理を行ない,処理炭を通常の溶媒分別法によりプレアスファルテン,アスファルテンおよびオイルに分別定量し,これらの結果を前処理のすべての素過程を一次の不可逆反応と想定したモデルを用いて、各素過程の速度定数を非線型最小自乗法によって計算した。その結果水による前処理は、アスファルテンからオイルを生成する過程に大きく寄与することがわかった。 (2)Illinois No.6炭の2段液化 水,シクロヘキサノ-ル,lーメチルナフタレン,水ーシクロヘキサノ-ル混合溶剤,水ーlーメチルナフタレン混合溶剤によってIllinois No.6炭を前処理し,次いで処理炭をテトラリンを用いて400℃,20Mpa,5minで水素化するという方法で2段液化を行ない,生成物を(1)の場合し同様な方法でプレアスファルテン,アスファルテン,オイルに分別定量した。その結果、高温高圧を用いて水と有機溶剤を均一相化して行なう前処理は、液化物、特にオイル分の収率増加に効果的であることがわかった。一方水単独の前処理は良好な結果を与えず、これらの事実から水は石炭中に含まれる2次結合の切断に反応種として関与するが、石炭自身の疎水性雰意気を打破するは有機溶媒の共存が必要であると結論した。 (3)Illinois No.6炭の爆砕水素化 水蒸気存下で400℃,60MPaという状態から一気に減圧するという爆砕的な前処理は、液化収率の大幅な向上につながる可能性があることを明らかにした。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)