Project/Area Number |
03207105
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
入谷 明 京都大学, 農学部, 教授 (80026385)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野口 基子 静岡大学, 理学部, 助教授 (40021951)
帯刀 益夫 東北大学, 抗酸菌病研究所, 教授 (10099971)
山内 一也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30072888)
岩倉 洋一郎 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (10089120)
畑中 正一 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (30142300)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥38,500,000 (Direct Cost: ¥38,500,000)
Fiscal Year 1991: ¥38,500,000 (Direct Cost: ¥38,500,000)
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Keywords | 始原生植細胞 / 胚奇形腫 / 遺伝子導入動物 / 体外受精 / 癌遺伝子 / 核移植 / 胚培養 / 相同的組替え |
Research Abstract |
生殖系列の増殖と分化の機構が分子から細胞に焦点を充てて、初期胚の発生過程を通して分析され、それらによって得られた結果を利用して医用動物や家蓄生産に応用した。得られた主な成果は(1)実験小動物、サルおよび家蓄を含めた哺乳動物胚の体外受精、培養系や胚操作技術を確立した。(2)始原生殖細胞や性腺細胞を含む生殖系列細胞の増殖過程が発生過程を通して調べた。(3)胚発育に関する詳細な過程と初期胚発育の間の核・細胞質の相互関係に影響する諸要因が、胚培養、胚の核移植、始原生殖細胞の胚細胞への導入、および正常精巣や卵巣と発生異常精巣や卵巣とのキメラなどの細胞工学技術を使って、解析した。細胞に於ける分化機能は細胞質要因によって支配されていることが明らかにされた。(4)胚の増殖と分化に関係している遺伝子発現を調節することを目的とし、分子レベルで分化因子を同定するためや発生の機序をあきらかにするために、それらの遺伝子をクロ-ン化した。マウス初期胚細胞の分化に関与する転写制御因子や、栄養外胚葉特異的遺伝子(End AやEnd B)を同定した。(5)哺乳動物の胚細胞にも発現しているcーmicやHTLのような癌遺伝子やウイルス遺伝子を培養細胞や赤血球細胞に導入して、遺伝子発現の機序や細胞分化の制御の機序を明らかにした。(6)胚奇形腫の未分化細胞に特異的に発現している遺伝子もスクリ-ニングし、未分化状態の維持に機能する、その遺伝子産物の作用機序を調べた。このようにして遺伝子タ-ゲッティングや相同的組替えに関する新技術が遺伝子発現の機序を明かにするために開発され、さらに遺伝子発現を制御することを可能にするエンハンサ-やプロモ-タ-を選んだ。(7)成長ホルモン遺伝子や他の有用遺伝子を導入された胚から得られた遺伝子導入動物を生産した。この系を利用して、細胞だけでなくマウスの個体での性分化などの導入遺伝子の作用を検定した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)