Project/Area Number |
03215222
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
鳥居 滋 岡山大学, 工学部, 教授 (70032927)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥本 寛 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (90183251)
井口 勉 岡山大学, 工学部, 助手 (50168473)
田中 秀雄 岡山大学, 工学部, 助教授 (60032950)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | パラジウム触媒 / 不斉反応 / ジアステレオ選択的反応 / エナンチオ選択的反応 / プロスタグランジン |
Research Abstract |
これまでの面対称化合物の区別認識反応による多点不斉同時制御法を基に速度論的光学分割を伴うジアステレオ、エナンチオ選択的カップリング反応を検討した。概略を以下に示す。 【chemical formula】 即ち、ラセミ体の2を用いて光学活性な5を入手できる。これは、(+)-1の2つのオレフィンの反応点が(±)-2の各鏡像体を認識選択したことを示している。逆に、(S)-2、(R)-2が(+)-1の2つのオレフィン炭素を区別したとも言える。今のところ収率は満足できるものではないが、この実験結果は、(+)-1の2つの反応点と(±)-2の各鏡像体が、1:1で対応していることを明確に示しており、非常に興味ある結果である。現在、引き続きこの速度論的光学分割を発展させるべく鋭意検討を加えている。
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