Project/Area Number |
03225101
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
吉岡 亨 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (70046027)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川合 述史 自治医科大学, 教授 (00073065)
工藤 佳久 三菱化成, 生命科学研究所, 部長
桐野 豊 九州大学, 薬学部, 教授 (10012668)
三品 昌美 新潟大学, 脳研究所, 教授 (80144351)
清水 孝雄 東京大学, 医学部, 教授 (80127092)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥82,600,000 (Direct Cost: ¥82,600,000)
Fiscal Year 1991: ¥82,600,000 (Direct Cost: ¥82,600,000)
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Keywords | 細胞内カルシウム / Kチャネル / Kチャンネルの修飾機構 / 膜融合 / PS結合タンパク質 |
Research Abstract |
本年度は最終年度に相応しく、いくつかの発展が認められた。 1、トランスミツタ-の放出を制御する因子について。 トランスミツタ-の放出確率は、前シナプス部の細胞内Caの濃度により調節されているが、このCa濃度調節機構につき詳細に検討した。その結果、(a)神経終末端のglutamate受容体が重要な役割を果していることが分かった(高橋・工藤・吉岡)。(b)神経終末部にあるCaチャネルは、細胞内Caの急速な立ち上がりに直接的な貢献を行うが、このCaチャネルの開放確率を制御する重要なタンパク質はCa活性型Kチャネルであることが分った(吉岡)。このKチャネルはまたアラキドン酸やプロスタグランジン(清水)により、また低分子Gタンパクを介するリン酸化反応によってき制御され得ることを見出した(吉岡)。(C)細胞内Ca濃度は細胞内に於て、不均一な分布を示すことが判った(久場)。そしてリアルタイムでの測定精度も著しく向上した。 2.シナプス小胞膜と形質膜の融合を制御する因子について。 これは未解決の重要課題であるが、今年度にいたり若示の進歩が認められた。即ち(a)熱ショックタンパクは生体膜の超分子構造を作るが、このタンパク質が膜融合に係わる可能性が示唆された(香川)。(b)in‐vitroでシナプス小胞とリポソ-ム(NBDーPS)の融合を蛍光共鳴エネルギ-の移動を利用してアッセイする系が確立された。(葛西)。(c)膜融合時には、ホスファチジルセリンやエタノ-ルアミンが重要な役割を果すことが期待されているのでこれら酸性リン脂質に特異的に結合するタンパク質の在存が重要となる。このうちいくつかが同定された(梅田)。そのうち一つがCキナ-ゼであった(吉岡)。 3、その他の成果 (a)t‐ACPDの受容体が小脳プルキン工細胞前シナプスに局在する事が分かった(吉岡工藤)。(b)Glu Bリセプタ-もシナプス前膜に局在する。(川合)。
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