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中部および東北日本の山間村落における林野利用の変化

Research Project

Project/Area Number 03227110
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionTakasaki City University of Economics

Principal Investigator

西野 寿章  高崎経済大学, 経済学部, 講師 (40208202)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中島 弘二  大分大学, 教育学部, 助手 (90217703)
関戸 明子  奈良女子大学, 文学部, 助手 (50206629)
堤 研二  島根大学, 法文学部, 講師 (20188593)
Project Period (FY) 1991
Project Status Completed (Fiscal Year 1991)
Budget Amount *help
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Keywords中部日本 / 東北日本 / 山間村落 / 林野利用
Research Abstract

本研究の目的は、明治以降、今日に至る約百年間にわたる変化を村落単位の空間で明らかにし、変化過程のメカニズム分析と林野における環境変化をそれの及ぼす空間的な潜在影響力を把握することにあり、地域比較の意味から、研究対象地域に多様性をもたせた。
まず、群馬県藤岡市尾根の場合は、製炭不況後においても植林は積極的に行われず、林野利用に大きな変化はなく推移したが、若年層の人口流出が続く中、集落の存続のためにゴルフ場を誘致することによって,林野利用に大きな変化が生じた。これに対して、戦前から製炭が盛んであった福井県今庄町杉谷の場合は、戦後、製炭が衰退した後も薪炭材採取地として利用されていた林野に大きな変化はなく、林野利用が放棄された状況が明らかになった。また、福岡県太宰府市観世音地区の場合は、戦前からの入会林野的な秣場が近年まで共有林野としての性格を有していたが、福岡都市圏の拡大に対応するように地区住民に分割され、一部は、住宅団地へと変化した。さらに、大分県玖珠郡玖珠町の日出生台の場合は、軍事演習場の設置により林野利用および入会形態に大幅な変化が生じたことが明らかになった。
本研究で明らかになった林野利用の変化は、軍事演習場の設置という特殊な事例が含まれるものの、集落側の対応によって多様性のあることが理解されるとともに、首都圏に外接した藤岡市や、福岡都市圏に隣接した太宰府市の事例にあるように、その地理的条件が林野利用を変化させる潜在的な条件となっていることもうかがわれた。このことは、福井県今庄町の事例のように、大都市圏の影響を直接受けない過疎地域では、従前の林野利用が景観的には温存されていることからも理解された。

Report

(1 results)
  • 1991 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 西野 寿章,堤 研二,関戸 明子,中島 弘二: "中部および東北日本の山間村落における林野利用の変化" 『近代化による環境変化の地理情報システム平成3年度総合報告書』. I. 175-182 (1992)

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      1991 Annual Research Report

URL: 

Published: 1991-04-01   Modified: 2016-04-21  

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