Project/Area Number |
03227205
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
熊谷 洋一 東京大学, 農学部, 教授 (50012042)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 馨 東京大学, 農学部(林), 助手 (70215531)
下村 彰男 東京大学, 農学部, 助手 (20187488)
武内 和彦 東京大学, 農学部, 助教授 (90112474)
輿水 肇 明治大学, 農学部, 教授 (60012019)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 数値情報 / 環境変化 / 住宅地開発 / 景観 / 生態 / 地形形状 / 地形単位スケ-ル / 視認領域 |
Research Abstract |
本研究の目的は、住宅地開発による環境への影響の大きさや特性を景観的側面および生態的側面から把握することである。景観的側面については「地形景観」と「視認領域」という観点から検討を行った。前者は地形の単位スケ-ルの変化および地形の複雑さの変化について、後者は可視領域のパタ-ンの変化について考察を行った。また生態的側面については生態ポテンシャルという観点から、その指標として「樹木活力度」を設定し、その変化についての検討を行った。以下がその結果である。 住宅地開発が地形の単位スケ-ルに与える影響を捉えるために「高度成長曲線」を用い、その増分が抵減し始める点の明瞭さ、つまり地形単位スケ-ル認識の明快さがどの程度損なわれるかについて検討を行った。その結果、開発規模が大きくなるにつれてスケ-ルの読み取りが困難になる傾向が確認された。 また「標高値の共起行列の対角線に対する慣性モ-メント」を用い、地形の形状、特に、丘陵地形を対象としたことから、起状の複雑さに与える影響についても検討した。ここでも開発規模が大きくなるほど地形の複雑さが損われる傾向があった。 視認領域に与える影響についてはセンタ-地区造成・大規模住宅地区造成ともに視認領域が増加し、視覚的な一体化が進む。しかし住宅地の場合周囲の自然環境の保全等に関する配慮も図られており、視認パタ-ンはセンタ-地区ほどは変化しない。中規模住宅地区造成では、視認領域の増加も視認パタ-ンの変化も少なくなっている。 生態的側面に関する樹木活力度区分の変化については、景観的側面ほど明快な変化は確認されなかったが、開発規模が大きくなるにつれて活力度の大きく低下する頻度が増加する傾向が見られた。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)