材料デ-タシステムを活用した技術アセスメントに関する基礎的研究
Project/Area Number |
03228207
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岩田 修一 東京大学, 工学部, 教授 (50124665)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関村 直人 東京大学, 工学部, 助教授 (10183055)
石野 栞 東京大学, 工学部, 教授 (70010733)
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Project Period (FY) |
1990 – 1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 材料デ-タベ-ス / 技術アセスメント / 材料 / 全体像 / 詳細情報 / 補完 / 意味 / 階層性 |
Research Abstract |
高度技術社会のパ-スペクティプを得るために、未踏の材料開発の探索の可能性を意識しつつ、デ-タベ-スを利用して金属、合金、セラミックス、有機材料、復合材料を含んだ材料技術全体像についての“地図"、“地質図"を作成した。一般に高度技術における材料は最も荷酷な条件下に置かれ、最も複雑でダイナミックなふるまいをし、最も精緻に制御され、最も安全に利用されるべき人工物である。サブヘプト秒の短い原子間衝突から数年の期待寿命に至る広い時間幅、原子レベルから数mにおよぶ寸法幅を持つ。材料を活用するためには、それぞれの材料の実像を把握するための高度の検索、編集、集約、モデル化支援、推算、可視化機能が必要である。つ、膨大なデ-タの検索編集というデ-タベ-ス管理システムの提供する機能、錯綜した論理操作を間違いなく効率的に行う知的機能、それぞれ異なる前提、適用範囲、計算効率/精度をもつ計算モデルの効率的実行、以上の処理結果の評価と意志決定、等々の諸機能が必要となる。材料の多様な使用目的に対応するに際して重要な点は、入手可能な情報を目的に合わせて組織化し、複合事象の可視化、評価を行い、次の意志決定に活用するダイナミズムにある。高度技術社会での材料技術の目標は、人間に合わせた関連事象の設計、制御、管理である。大局的な材料統計では、需要、インフラストラクチャ-、資源制約、環境などの外部性によって議論されているが、工学としては、そこで課題が生じたときの問題解決に出番、役割がある。象徴的には、kcal/mol近傍の領域から、MeV,mRy双方向への領域の視野の拡大こそ、目標とすべきところであると考えている。本年度は、そのためのシナリオの概要を作成し、またデ-タベ-ス部分については出版の準備を行った。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)