Project/Area Number |
03229117
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
吉田 光雄 大阪大学, 人間科学部, 教授 (10028334)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小無 啓司 園田学園女子大学, 文学部, 助教授 (20161953)
佐賀 啓男 放送教育開発センター, 助教授 (30196109)
黒上 晴夫 大阪大学, 人間科学部, 助手 (20215081)
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Project Period (FY) |
1991 – 1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥4,300,000 (Direct Cost: ¥4,300,000)
Fiscal Year 1991: ¥4,300,000 (Direct Cost: ¥4,300,000)
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Keywords | 映像情報 / デ-タベ-ス / ファジイ理論 / メンバ-シップ関数 / 環境教育 / 社会調査統計映像デ-タベ-ス |
Research Abstract |
本研究の目的は、映像情報に主眼をおいて幅広く情報を収集し、検索・処理・加工していくためのデ-タベ-スの開発、構築である。本年度は、まず既存のアプリケ-ションソフトウェアや教育用の映像情報を用いたデ-タベ-ス等の先行発例の吟味を行ない、使用者に対してより柔軟な対応ができるデ-タベ-スが必要であるとの結論に達した。このような柔軟さを可能とするためにファジイ理論を適用することが考えられるが、現在までに、メンバ-シップ関数を用いたファジイ理論の概念がデ-タベ-スのアルゴリズムにどのように応用可能かについて理論的な吟味を行ってきた。キ-ワ-ドと各映像情報との関連の強さを示すメンバ-シップ関数を、使用者の評価や使用頻度等を反映したものとすることによって、デ-タベ-スとユ-ザ-とが有機的に結びついたインタラクティブなシステムが可能となるという結論を得た。次年度からは、メンバ-シップ関数を適用したアルゴリズムを具体的なプログラミングによってどのように実現していくかが焦点となる。 具体的な成果としては、調査結果を単に保存するだけではなく、保存されたデ-タの構造が視覚的に把握され、デ-タの特徴を容易に把握することができるような、社会調査結果の映像デ-タベ-ス化のためのソフトウェア(Brugge:Bridge)と、似顔絵(画像特徴)検索を利用した「人物画+紹介文」デ-タ検索システムが試作されている。また、教育への応用の一環として、ハイパ-メディアを利用した学習環境の試行としてコンピュ-タ上に交通安全教育教材を開発した。ハイパ-メディアの非線形性や学習情報のモダリティと授業文脈との整合性、生徒が教材をどのように受けとめたか、等について評価が行われた。次年度以降は、これらの研究を統合していくことによって映像情報デ-タベ-スのプロトタイプを構築することを目指す。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)