実行可能な高度代数的仕様言語の設計とそのソフトウェア開発ツ-ルへの応用
Project/Area Number |
03235212
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
岡田 光弘 慶応義塾大学, 文学部, 助教授 (30224025)
|
Project Period (FY) |
1991
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
|
Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
|
Keywords | 代数的仕様言語 / プログラム言語 / ソフトウェア開発 / マルチ・パラダイム言語 / 実行可能仕様言語 / 計算モデル / 関数型言語 / 論理型言語 |
Research Abstract |
これまでの代数的仕様言語をより強力なソフトウェア開発言語として利用できるうようにするための理論的研究と実装実験を行なった。 我々の代数的仕様言語は今までの純粋等式言語に基礎を置いた言語よりもずっと強力な表現力を持つ。特に、ホ-ン節への拡張と高階ラムダ表現への拡張により、これまで純粋等式言語の枠内では不可能であった高度な代数的仕様が自然な形で実現できることとなり、同時にこの拡張によって論理型プログラミング・パラダイムと関数型プログラミング・パラダイムとを共にこの仕様言語自体のうちに取り込むことが可能となった。この拡張された代数的仕様言語の最も大きな特徴は実接実行可能なプログラム言語としての則面を持つことである。特に本年度の研究において拡張された我々の仕様言語の計算モデルが確立された。高階ラムダ表現を含む等式言語の計算モデルについては本年度の侭EEEーLICS91(Logic in Computer Science)国際会議で、又 ホ-ン節論理言語と等式言語との組み合わせに対して非常に有効な計算モデルを与えるordered paramodulation法の計算アルゴリズムについては本年度のICALP91(EATCS Conference on Automata,Language and Programmin)で成果が公表された。これらの計算モデルの成果にもとずいて マルチパラダイム仕様言語の設計が行なわれた。この言語は伝統的代数仕様言語であるOBJを拡張する形で設計されている。特にこの言語は高階関数表現を利用して今までのOBJ系の言語では行なえなかった強力なパラメ-タ化を仕様レベルで行えるという特徴を持つ。我々の上記の計算モデルに沿って設計されたマルチ・パラダイム仕様言語の基本部分に対しては、Sun Workstations 上で実装が行われた。
|
Report
(1 results)
Research Products
(8 results)