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抽象化に基づく類推を用いた複数領域からの知識獲得

Research Project

Project/Area Number 03245203
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

櫻井 成一朗  東京工業大学, 大学院総合理工学研究科, 助手 (20202088)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 村山 功  静岡大学, 教育学部, 講師 (40210067)
高橋 真吾  東京工業大学, 大学院総合理工学研究科, 助手 (20216724)
Project Period (FY) 1991
Project Status Completed (Fiscal Year 1991)
Budget Amount *help
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Keywords知識獲得 / 学習 / 類推 / 抽象化
Research Abstract

抽象化図式の有無による獲得知識の違いを心理学実験により調べた結果,抽象化図式のプラグマティックな側面が特に重要となり,抽象化図式を介した類推が推論の効率化に継ることも明らかになった.ベ-ス領域とタ-ゲット領域が抽象化図式のインスタンスとなるため,抽象化図式によりベ-ス領域の選択に強い制約をかけることができる.また,抽象化図式により学習が促進される場合もあれば,逆に阻害される場合もあることが明らかになった。
次に,抽象化図化による類推を用いた学習システムの試作を行った.学習の対象を論理プログラムとして,学習アルゴリズムの検討を行った.本学習アルゴリズムでは,目標プログラムを合成するための補助的知識として,抽象化図式を仮定する.抽象化図式は,EBLで用いられるような領域知識と比較して学習システムに与え易いという特徴がある.抽象化図式は,訓練例を説明する目標プログラムを合成するための種であり,二階の論理プログラムとして与えられる.目標プログラムは,二階の変数を適切な述語記号に具体化することによって学習され,一般的過ぎるプログラムは精密化演算子を用いて特殊化される.学習の対象領域に関する知識が不足している場合でさえも,抽象図式を与えることにより,効率的に新しい知識を獲得できる.更に,推論の深さを制限した論理プログラムの部分評価の技法を用いることにより,表現系の拡張も実現できることを示し,抽象化図式に対して制約条件を付加することによって,学習時間の短縮を図ることができることも示した.複雑な知識を獲得するためには,単一領域から基本となる知識を獲得するだけでなく,獲得された基本知識を合成する機能が必要となる.すなわち,複数の領域から獲得された知識を合成し,合成した知識を体系的に取り込むような機能が必要であり,この機能の理論化および実現は今後の課題である.

Report

(1 results)
  • 1991 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 櫻井 成一朗,原口 誠: "アブストラクションによる学習" 認知科学会学習と対話研究会,SIGLAL91ー2ー(3). 15-22 (1991)

    • Related Report
      1991 Annual Research Report
  • [Publications] 鈴木 宏昭,村山 功: "人間の学習におけるプラグマティックな表現の役割" 認知科学の展望. 4. 79 (1991)

    • Related Report
      1991 Annual Research Report

URL: 

Published: 1991-04-01   Modified: 2016-04-21  

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