Project/Area Number |
03248109
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
関根 義彦 三重大学, 生物資源学部, 教授 (40211320)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松山 優治 東京水産大学, 水産学部, 助教授 (00092594)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 亜熱帯循環 / 亜熱帯反流 / 黒潮 / 黒潮流量 / 季節変動 / 海洋応答 / 地衡流 / 数値モデル実験 |
Research Abstract |
今までの地衡流推算による観測結果では,黒潮流量は夏に最大で秋に最小となる。しかし、海の流れを形成する風の海面応力は冬に最大で夏に最小となり、両者の間には180^0の位相のずれがあるが、この位相差の原因は明確にされていない。一方、北太平洋の亜熱帯反流は春に最強となることが指摘されているが、季節変動については不明確な点が多い。本研究は黒潮流量と亜熱帯循環の季節変動を明らかにすることを目的とした。 黒潮流量の季節変化に関しては、風の海面応力の観測値を与えた数値モデル実験により調べた。その結果、海面応力の季節変化に対しては海洋の順圧応答が卓越し、高々50日程度の短期間で黒潮流量の応答が達成されることが示された。したがって、モデルの結果では黒潮流量は冬から早春にかけて最大、夏から早秋にかけて最小になる。また、海洋の上層と下層の速度差は夏に最大で秋に最小となり、従来の地衡流推算の観測結果と一致する。これらの結果より、従来の地衡流推算では無流面の仮定に問題があり、大きい流量を持つ南西諸島東の陸棚斜面に沿う冬季順圧流の存在が適切に評価されていない可能性が示された。 亜熱帯反流の成因とその季節変動については風の海面応力の観測値を与えた数値モデル実験により調べた。その結果、風の応力の季節変化では春に応力の鉛直回転成分の極小になるため、それに対する海洋応答として亜熱帯反流が最強となることが示された。今後の研究では、風成循環のみならず熱塩循環による亜熱帯循環の変化を合わせて検討することが必要となる。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)