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人工衛星を用いた日本近海の円石藻類ブル-ミングの把握

Research Project

Project/Area Number 03248216
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

福島 甫  東海大学, 開発工学部, 助教授 (00165276)

Project Period (FY) 1991
Project Status Completed (Fiscal Year 1991)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Keywords人工衛星 / 地球観測 / リモ-トセンシング / 植物プランクトン / 円石藻
Research Abstract

海洋性植物プランクトンの円石藻類(coccolithophores)は、成長に伴い炭酸カルシウムからなる円石(coccolith)を体の周りに付ける。そのうちの一種Emiliania huxleyiは、一度ブル-ミングに至ると膨大な数のcoccolithを生成することが知られており、大気ー海洋間での炭素収支を考えるうえで重要である。本研究では、実験衛星Nimbusー7に搭載された可視域センサ-CZCSのデ-タを用いて日本近海での円石藻類のブル-ミングの全体像を明らかにすることを目的とした。まず予備的なデ-タ解析の結果から、円石藻ブル-ムと考えられる高反射率水塊が三陸沖にしばしば見られたので、三陸沖を対象海域とし、CZCSの稼動していた1979年から1986年までの間の全301シ-ンから、雲の少ないもの89シ-ンを選び、デ-タを収集した。これらのシ-ンに対し大気効果の補正を行い、各チャンネルの海面直下の推定分光反射率画像を作成した。得られた画像の上で、特に高反射率を有する水塊についてその分光反射率を求めたところ、分光特性および反射率強度の特徴が海外で報告されているものとよく一致したことから、本研究で扱った高反射率水塊はEmiliania huxleyiのブル-ムによるものと考えられる。次いで、処理した89シ-ンのなかからE.huxleyiと考えられる高反射率水塊が見られるシ-ンを視察により抜き出し、このようなシ-ンの79年から82年の各月ごとの出現頻度分布を調べた。その結果、E.huxleyiのブル-ミングと考えられる高反射率水塊は5月から8月にかけて出現していることが分かった。

Report

(1 results)
  • 1991 Annual Research Report

URL: 

Published: 1991-04-01   Modified: 2016-04-21  

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