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星間雲における分子形成の理論的研究

Research Project

Project/Area Number 03249202
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

梅林 豊治  山形大学, 理学部, 助教授 (60183753)

Project Period (FY) 1991
Project Status Completed (Fiscal Year 1991)
Budget Amount *help
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywords星間雲 / 分子形成 / イオン・分子反応
Research Abstract

星間分子の形成過程とその存在量の時間発展を、ガス雲の物理的・化学的状態と関係づけて調べ、次のことを明らかにした。
1.様々な物理的・化学的状態にある星間雲での分子存在量の時間変化を数値計算した結果、各分子の存在量はガスの密度に強く依存していることが明らかになった。これに反して、存在量の温度依存性はあまり顕著ではないこともわかった。更に、分子の生成・消滅に重要な反応は、全体で400種類程度であり、各時間には、そのうちの200種類程度が主要なネットワ-クを構築していることも明らかにした。
2.星間雲の寿命は星間分子形成の時間よりも短いことがわかっているので、ガス密度が時間変化する簡単な星間雲のモデルでイオン・分子反応ネットワ-クを数値計算するプログラムを作成し、星間分子の存在量とガスの密度の時間発展の関係を研究した。その結果、力学的進化の違いによって、各分子の存在量と特徴的な分子間の相対存在比が著しく変化することを明らかにした。
3.数値計算に使用する化学反応ネットワ-クを、CCSなどの観測的に重要な星間分子を含むものに拡張するためのデ-タの収集を行い、現在、ワ-クステ-ション上にデ-タを作成する作業を行っている。
今後、より現実的な暗黒星雲と反応ネットワ-クのモデルを用いて、星間分子の存在量の時間発展を数値計算し、観測とモデル計算を対応づけることによって、暗黒星雲コアの化学組成とその進化を総合的に解明する計画である。

Report

(1 results)
  • 1991 Annual Research Report

URL: 

Published: 1991-04-01   Modified: 2016-04-21  

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