Project/Area Number |
03252101
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
新井 賢一 東京大学, 医科学研究所, 教授 (00012782)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高津 聖志 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10107055)
長田 重一 (財)大阪バイオサイエンス研究所, 部長 (70114428)
平野 俊夫 大阪大学, 医学部, 教授 (40136718)
間野 博行 東京大学, 医学部, 助手
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥40,000,000 (Direct Cost: ¥40,000,000)
Fiscal Year 1991: ¥40,000,000 (Direct Cost: ¥40,000,000)
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Keywords | 造血因子 / インタ-ロイキン / コロニ-刺激因子 / レセプタ- / 情報伝達 / サイトカイン / 発現クロ-ニング / 分子生物学 |
Research Abstract |
1.新井らはこれまでILー3及びGMーCSFレセプタ-の解析と遺伝子の単離を行なってきた。その結果高親和性レセプタ-は低親和性結合能を持つα鎖と単独では結合能を持たないβ鎖の二つのサブユニットからなっており、さらにβ鎖を両者が共有することがそれぞれのサブユニットcDNAをクロ-ニングし高親和性レセプタ-を発現再構成することにより明らかとなった。シグナル伝達にはβ鎖が関与し、さらにαβに相互作用するチロシンキナ-ゼの存在が示唆された。ILー3,GMーCSF,ILー4遺伝子の調節領域と結合するタンパク質を同定しその解析を行なった。2.間野らはこれまでエリスロポエチン、GMーCSFのレセプタ-について、その生化学的特徴を明らかにした。さらに2種類のGMーCSFレセプタ-についてその精製、cDNAクロ-ニングを進めている。3.平野らはILー6の純化、cDNAクロ-ニングを行ない、その広範な生理作用の詳細な解析を行なってきた。さらにILー6レセプタ-と会合分子のcDNAクロ-ニングを行ない会合分子がシグナル伝達に関与する分子であることを明らかにした。4.長田らはGーCSFレセプタ-cDNAに種々の変異を導入しシグナル伝達に必須な領域を同定した。GーCSFおよびそのレセプタ-の染色体遺伝子の単離、構造解析を行なった。5.岡山らは真核細胞を宿主としたcDNA発現クロ-ニングシステムを完成しこのシステムを用いて3種のヒトの細胞周期G2期制御遺伝子を単離した。これらがタンパク質燐酸化酵素とその抑制遺伝子であることが明らかとなった。6.元吉らはヒト尿中にMーCSF(CSFー1)を発見し純化、cDNAクロ-ニングに成功した。ヒトhMーCSFの血中コレステロ-ル低下作用を発見した。7.高津らは低親和性ILー5レセプタ-α鎖cDNAをパニング法を用いてクロ-ニングした。高親和性ILー5レセプタ-をα鎖とβ鎖(AIC2B)を用いて再構成し、β鎖(AIC2B)が高親和性GMーCSF及びILー3レセプタ-の共通のコンポネントでもあることを示した。
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