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MDFの活性化に働くcdc25蛋白質の発現と活性の制御に関する研究

Research Project

Project/Area Number 03256208
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

山下 克美  九州大学, 大学院医学系研究科, 助教授 (10191280)

Project Period (FY) 1991
Project Status Completed (Fiscal Year 1991)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
KeywordsMPF / cdc25タンパク質 / 間接螢光抗体法
Research Abstract

cdd25タンパク質は、MPF(cdc2/サイクリンB複合体)の活性化に必須の因子である。ハムスタ-由来のBHK21細胞でのMPF活性化のメカニズムを知るため、cdc25遺伝子cDNAをクロ-ニングした。このcDNAは、分裂酵母のcdc25遺伝子に関する温度感受性変異を非許容温度で相補できる。また、cdc25タンパク質の性質を解析するために、cDNAを用いて大腸菌でタンパク質を大量発現させ精製した。得られたタンパク質を、BHK21細胞より調整した核画分に加えると、cdc2キナ-ゼは、外来のcdc25タンパク質に依存して活性化する事から、我々の得たcdc25遺伝子は、cdc2キナ-ゼの活性化因子として作用しうると結論された。
一方、大腸菌で合成したcdc25タンパク質をうさぎに免疫し抗体を得た。この抗体を用いてウエスタン解析を行ったところ、cdc25タンパク質はS期の中期頃より合成が盛んになり、G2期からM期にかけて細胞内の存在量が最大になる事、M期に同調した細胞中では、何らかの修飾を受けていると考えられる、泳動度の遅い分子種が出現する事が観察された。現在この修飾の実体及び、修飾される前後でのcdc25タンパク質の活性の違いについて追求中である。この抗体を用いて間接螢光法を行うと、間期の細胞では細胞質に存在し、染色体凝縮をおこす過程で、核膜の周辺に集合し核膜崩壊の直前に核が強く染色される像が観察された。従って、MPFが活性化される過程でcdc25タンパク質の細胞内の局在が大きく変化すると結論される。この局在の変化と、活性及び、修飾の関係の解明が今後の課題である。

Report

(1 results)
  • 1991 Annual Research Report

URL: 

Published: 1991-04-01   Modified: 2016-04-21  

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