ADF/Thioredoxinによる発ガン遺伝子発現の制御
Project/Area Number |
03258215
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
淀井 淳司 京都大学, ウイルス研究所・予防治療部門, 教授 (80108993)
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Project Period (FY) |
1991 – 1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥8,500,000 (Direct Cost: ¥8,500,000)
Fiscal Year 1991: ¥8,500,000 (Direct Cost: ¥8,500,000)
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Keywords | ADF / Thioredoxin(TRX) / Redox regulation / HTLVー1 / ILー2 Receptor / 転写制御因子 / シグナル伝達 / 細胞活性化 |
Research Abstract |
本年度我々は細胞の活性化、癌化における酸化還元調節因子ADF/Thioredoxin(TRX)の細胞内活性を以下のような点について検討した。 1)ADF/TRXが転写制御因子の活性化機能を持つことを、1Lー2Rα鎖の転写調節をモデルとしてin vitro,in vivoの系を用いて証明した。 2)ADF/TRX reductaseの特異的阻害剤である13ーcis retinoic acid(RA)及びジチオ-ル基特異的阻害剤であるNーetylmaleimide(NEM)を用いて細胞内ADFの役割について検討を行ない、これらのADF阻害剤はADF高産生細胞株であるHTLVー1陽性細胞の増殖を抑制することを証明した。 3)ATLを代表とするある種のウイルス発ガンおいてADFが高発現することから、ウイルスによるADF遺伝子発現制御の解析が必要となることなる。そこでADFの発現制御領域の解析を目的としてgenomic ADFのクロ-ニングにより複数のクロ-ンを得た。 4)ヒトADFcDNA及びβーactinのpromotorとterminatorを用いてヒトADF発現ベクタ-を構築し、B6マウスを用いてtransgenic mouseを作製した。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)