ブレオマイシンのアンプリファイヤ-による効果増強機構の解析と新アンプリファイヤ-の開発
Project/Area Number |
03258219
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
川西 正祐 京都大学, 医学部, 講師 (10025637)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉山 弘 京都大学, 工学部, 助手 (50183843)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥4,000,000 (Direct Cost: ¥4,000,000)
Fiscal Year 1991: ¥4,000,000 (Direct Cost: ¥4,000,000)
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Keywords | ブレオマイシン / ディスタマイシンA / DNAシ-クエンジング法 / DNA切断 / 抗生物質 / デュオカルマイシン / ヒト培養細胞 / アンプリファイヤ- |
Research Abstract |
1.ブレオマイシンによるDNA切断に対するディスタマイシンA、Hoechst33258、ベレニル、DAPlの効果増強作用をDNAシ-クエンシング法で解析した。ディスタマイシンAが最も強くブレオマイシンによるDNA切断を増強した。5´ーGGGGCー3´の配例でのDNA切断はディスタマイシンAによって、約100倍に増強された。ディスタマイシンAと他のDNA結合試薬の効果を比較することにより、ディスタマイシンAが(A・T)の塩基対に富む配列以外の配例と相互作用を持つことによりブレオマイシオの作用に非常に適したDNAのコンフォ-メ-ション変化を起こすと考えられる。2.DNAの部位特異的アルキル化を起こす新しい抗がん性抗生物質デュオカルマイシンの作用に対するディスタマイシン、Hoechst33258、ベレニル、DAPIの効果増強作用を検討し、その効果の部位特異性を解析した。デュオカルマイシンAによるDNAのアルキル化を、ラベルDNAを用いたシ-クエンシング法とオリゴヌクレオチドを用いたHPLCープロダクトアナリシスにより検討した。デュオカルマイシンAは(A・T)の塩基対に富んだ配列の3'側のアデニンをアルキル化するが、ディスタマイシンAの存在下ではグアニンのアルキル化が起こることを見いだした。ディスタマイシンAが引き起こしたDNAのコンフォ-メ-ション変化が、デュオカルマイシンの新たなアルキル化部位をもたらすと考えられる。3.複数の複素環を持つ合成化合物によるブレオマイシンの増強作用を検討した。そのうち、チオフェン環の2位と5位にピリミジン環のある複環ヘテロ芳香族化合物が、もっとも低濃度で効果を示した。また、ヒト培養細胞での増強作用をパルスフィ-ルドゲル電気泳動法により検討した。その結果、4種類のヘテロ芳香族化合物ではRaji細胞でもアンプリファイヤ-作用が認められ、また単離DNAでのアンプリファイヤ-作用との間に相関性があることが判明した。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)