Project/Area Number |
03264101
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
斧 秀勇 山形大学, 医学部, 助教授 (40160915)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米田 悦啓 大阪大学, 細胞工学センター, 助教授 (80191667)
森 正敬 熊本大学, 医学部, 教授 (40009650)
伊藤 明夫 九州大学, 理学部, 教授 (30037379)
橋本 隆 信州大学, 医学部, 教授 (80009935)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥53,300,000 (Direct Cost: ¥53,300,000)
Fiscal Year 1991: ¥53,300,000 (Direct Cost: ¥53,300,000)
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Keywords | 核 / ミトコンドリア / ペルオキシソ-ム / 液胞 / プラスチド / 前駆体蛋白質 / 膜透過 |
Research Abstract |
斧はミトコンドリア外膜より29、42、及び52kDa蛋白質をミトコンドリア蛋白質前駆体輸送装置として単離したが、更にそれらが前駆体蛋白質の膜透過装置であることを証明した。安楽は酵母液胞膜H^+ーATPaseの活性京現に関与し液胞膜に局在するVmallpを同定し、このVmallpが液胞内部の酸性化に必須の因子であることを証明した。市山はラット肝セリン:ピルビン酸トランスアミナ-ゼ(ペルオキシソ-ム型)のC末端30アミノ酸残基以内の部分にペルオキシソ-ム移行シグナルが存在することを明らかにした。伊藤はミトコンドリア外膜蛋白質であるモノアミン酸化酵素のミトコンドリアへの移行シグナルがそのC末端にあることを証明した。遠藤は膜透過に伴う前駆体蛋白質の高次構造を制御する因子としてのHsp70の細胞内局在部位特異性を明らかにするために、酵母を用いた分子生物学的実験系を準備した。西村は植物ペルオキシソ-ムの中で機能の異なるグリオキシソ-ムと緑葉ペルオキシソ-ムの蛋白質局在化機構が類似したものであることを明らかにした。橋本はペルオキシソ-ム型3ーケトアシルーCoAチオラ-ゼ前駆体のN末端延長ペプチドが新しい型のペルオキシソ-ム移行シグナルであることを証明した。長谷はトウモロコシフェレドキシン前駆体分子のプラスチド膜透過、延長ペプチド切断、鉄、硫黄クラスタ-導入の各過程が時間的に区別可能で独立した透過であることを証明した。森はミトコンドリア蛋白質前駆体輸送に要求される細胞質因子としてPBF(presequence binding factor)を精製したが、PBFに依存しない前駆体の輸送経路が存在することを明らかにした。米田は核局在化シグナルに親和性を持つ蛋白質としてp69を同定した。更にp69に対する抗体が培養細胞における核蛋白質の核内移行を阻害することから、p69が核蛋白質輸送に重要な働きをする因子であることを明らかにした。
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