Project/Area Number |
03264102
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
水島 昭二 東京大学, 応用微生物研究所, 教授 (50013313)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 維昭 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (90027334)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥28,800,000 (Direct Cost: ¥28,800,000)
Fiscal Year 1991: ¥28,800,000 (Direct Cost: ¥28,800,000)
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Keywords | 蛋白質の分泌 / 蛋白質の膜透過 / Sec蛋白質 / SecY / SecE / シグナルペプチド / 変異解析 / SecA |
Research Abstract |
1.生化学を中心とした研究(水島グル-プで行われた研究) (1)精製したSecA,SecE,SecYより膜透過活性を再構成することに成功した。SecD,SecFも精製したが、これらは再構成膜透過活性を促進しなかった。 (2)SecEのC末端領域がSecYとの相互作用に関与していること、C末端領域のみでSecE活性を示すことを見い出した。 (3)再構成された活性はATP依存性であった。しかし、プロトン駆動力依存性を見ることはできなかった。 (4)シグナルペプチドのN末端正荷電と中央疎水領域が機能的に関連しあっていることを見い出した。 (5)タンパク質膜透過装置は直鎖ポリペプチド鎖以外の残基をも許容しうることを見い出した。 2.遺伝学を中心とした研究(伊藤グル-プで行われた研究) (1)優性欠損SecY変異(SecY^<ーd>1:細胞質領域5の3アミノ酸基欠失)および多数のCs分泌欠損secY変異を分離し、塩基配列変化を決定した。 (2)SecY^<ーd>1の分泌阻害を回復させるsecY内部のリンカ-挿入変異の分離マルチコピ-状態で回復させるsecY以外の遺伝子領域ydrの同定を行った。 (3)アルカリ性ホスファタ-ゼのSS結合の形成・foldingに必要な新たな遺伝子ppfAを同定した。 (4)膜タンパク質の「透過停止配列」のC末端側に融合したPhoAを膜透過させてしまう変異stdを分離し、それが遺伝子ftsHの変異である事を示した。
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Report
(1 results)
Research Products
(14 results)