普遍的なDNA組換えにおけるDNAヘリカ-ゼの役割
Project/Area Number |
03267204
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
米崎 哲朗 大阪大学, 教養部, 助教授 (90115965)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | バクテリオファ-ジT4 / 普遍的DNA組換え / DNAヘリカ-ゼ / 分子遺伝学 |
Research Abstract |
バクテリオファ-ジT4のDNAヘリカ-ゼをコ-ドする遺伝子41(約1400塩基からなる)をクロ-ン化したプラスミドp415をハイドロキシルアミンで突然変異誘発処理した後、サプレッサ-を持たない大腸菌MH1細胞に導入した。得られた導入株に対してT4am41ファ-ジを感染させ、T4のDNA合成を早期停止型にするような変異型プラスミドを選別することにより1クロ-ン得た。この変異型プラスミドpHA153をもつMH1細胞にT4am41が感染したとき下記1ー5に示す異常が認められるが、これらの異常は全て遺伝子41の変異に基づくものであることが以下の観察から明かとなった。即ち、pHA153と野生型のp415との間で対応する制限酵素断片を順次交換した結果、遺伝子41の中央部分の約550塩基長の断片がpHA153由来であれば全ての異常を示した。 次に変異型41遺伝子の示す表現型を系統的に調べたところ以下のようになった。 1.DNA合成の早期停止 2.バ-ストサイズの低下 3.紫外線に対する高感受性 4.遺伝的組換え能の低下 5.細胞内で合成されるT4DNAには1ゲノム長より長いコンカテマ-型のものが少ない 以上の表現型はすべて普遍的なDNA組換え能が低下していることを示す。従って、ここで得られた研究結果は遺伝子41がT4ファ-ジの普遍的DNA組換えに関与していることを強く示唆するものである。
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Report
(1 results)
Research Products
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