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ギルドにおける種間相互作用と種の多様性

Research Project

Project/Area Number 03269214
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

小野 勇一  九州大学, 理学部, 教授 (60037166)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 江口 和洋  九州大学, 理学部, 助手 (60136421)
土肥 昭夫  九州大学, 理学部, 助手 (80091247)
村井 実  九州大学, 理学部, 助教授 (80117267)
Project Period (FY) 1991
Project Status Completed (Fiscal Year 1991)
Budget Amount *help
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 1991: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Keywordsソウシチョウ / ハビタット選択 / 採餌ニッチ / 植食性昆虫 / 種間相互作用 / 共進化
Research Abstract

本年度はソウシチョウの侵入の与える他種への影響とハタザオをめぐる植食性昆虫ギルドにおける種間相互作用の研究を行った。ソウシチョウについては福岡県英彦山地域(標高600m〜1,200m)、福岡県えびの高原(500m〜1,600m)において、垂直分布、ハビタット選択、採餌場所選択についての調査を行った。分布範囲は英彦山地域で標高700m〜1,200m、えびの高原では1,000m〜1,400mで、下生えにスズタケやクマイザサの繁茂するモミ・ツガの混交林、ブナ林に出現し、同じ植生帯でも下生えの薄い地域には出現しなかった。同じ標高範囲に優占するウグイス、シジュウカラ類と比べると、下生えの濃い植生帯を好む点でウグイスとの重複が大きく、英彦山地域ではソウシチョウの出現する標高範囲ではウグイスの出現頻度が低く、えびの高原では両者の出現標高範囲の重複は大きいものの、ウグイスはソウシチョウのほとんど出現しない潅木林で出現頻度が高かった。ソウシチョウは森林下層部のうち、林木外層部での採餌頻度が高く、採餌場所の選択傾向はウグイスよりも、シジュウカラ類との類似性が高かった。
ハタザオをめぐる植食性昆虫ギルドにおける種間相互作用の研究においては、ハタザオの生長・繁殖様式の可塑性、植食性昆虫ギルドの資源利用様式、ハタザオと植食性昆虫の相互作用について資料を得た。ハタザオは生育条件(光条件、密度、他種植物の分布など)によって生長・繁殖様式に高い可塑性がみられた。ギルド組成はハタザオの生育条件により変動した。植食性昆虫のうち、年多化性で食性の幅が広いモンシロチョウやコナガはハタザオとの生活環の同調はみられなかったが、年一化性のツマキチョウでは高度の生活環の同調がみられた。これら三者のハタザオ利用パタ-ンやハタザオの被食の程度はハタザオの生育条件によって異なっていた。

Report

(1 results)
  • 1991 Annual Research Report

URL: 

Published: 1991-04-01   Modified: 2016-04-21  

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