Phytotelmataの昆虫群集構造:環境の異質性と捕食の影響
Project/Area Number |
03269216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | 佐賀医科大学 |
Principal Investigator |
茂木 幹義 佐賀医科大学, 医学部, 助教授 (00039538)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
曽田 貞滋 佐賀医科大学, 医学部, 助手 (00192625)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | ファイトテルマ-タ / 節足動物 / 群集 / すみ分け / 競争 / 捕食 / 分布型 / 乾燥耐性 |
Research Abstract |
ウツボカズラ捕虫袋および樹洞の溜まり水に棲息する蚊を中心とした水生節足動物群集構造を明らかにし、その形成と維持にかかわる地史的要因および、すみ分け、競争、捕食などの種間関係の意義を分析することを目的に、これまでの調査で得られているサンプルの同定と分析を進めると共に、樹洞については1988年に開始した佐賀県加部島の照葉樹林での月1回の野外調査を継続し、更に、群集構造の比較のために西表島、対馬で新たなサンプルを収集した。ウツボカズラ捕虫袋内群集については東南アジア各地で収集した15種のウツボカズラからのサンプルのうち、約半分の同定が終了した。次年度に同定を終了し、群集構造と地史的要因や捕牟袋構造などとのかかわりの分析する予定である。同定済のサンプルの一部について詳しく分析し、多様性の高い群集の維持にはウツボカズラ捕虫袋の老若に伴うすみ分け、集中分布による大型捕食者の種間競争の強化と低密度での個体群制御、集中分布による種間遭遇頻度の減少と種間競争緩和、および捕食者による種間競争に強い濾過食者の選択的除去がかかわっていることが推測された。自洞内群集についてはこれまでの定期的調査の結果から夏期に高温小雨による不規則な乾燥が起こるほかに、秋冬期に長期にわたる乾燥が起こることが明らかになった。従って樹洞内群集構造を決める一つの重要な要因は、個々の種が乾燥というカタストロフィ-を克服する能力の強弱にあると考えられたので、この点について、シマカ亜属のヤブカにつき実験室内での詳細な乾燥耐性種間比較を行なった。その結果、これらのヤブカのハビタ-ト選択の種間差は、卵の乾燥耐性の強弱と関連していることが明らかになった。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)