Project/Area Number |
03299101
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
糟谷 忠雄 東北大学, 理学部, 名誉教授 (30004245)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 博信 広島大学, 総合科学部, 教授 (30034573)
石井 武比古 東京大学, 物性研究所, 教授 (00004284)
伊達 宗行 大阪大学, 理学部, 教授 (80028076)
鈴木 謙爾 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (10005861)
小松原 武美 東北大学, 理学部, 教授 (80004331)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
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Keywords | 強相関電子系 / ヘビ-フェルミオン / 近藤状態 / f電子系 / ウラン化合物 / アクチナイド化合物 / 少数キャリヤ-系 |
Research Abstract |
本年度の主要課題は、3年間に亘る上記重点領域研究の終了に伴ってその成果の取り纏めと残された問題点の整理及び今後の研究方針の設定である。 年度当初の6月に全体研究会を行なって、各グル-プの成果報告及び今後の課題について報告を受け討論を行なった。9月に英国エジンバラにて行なわれた磁気国際会議に本成果の多くが発表され、その一部は後出の研究発表の部分に示される。本重点領域の成果を踏まえて、平成4年9月に仙台に於て本研究課題を主要テ-マとする国際会議が開かれ、更にそのサテライトが広島で、又、日独セミナ-が大阪で開かれることになって居るが、それに関しても本研究グル-プが中心となって取り組むことになって居る。尚、本成果の纏めの出版に関しては、理論グル-プと実験グル-プに分けて出版することになり、理論グル-プに関してはProgress of Theoretical Physics Supplementとして出版することになり、4月に発行の予定である。主体をなす実験グル-プ及びそれに密着した理論に関しては、文部省の研究成果公開促進費の交付を受けて7月頃にJournal of Applied Physics Supplementとしての発行の予定である。本科研費の半分は6月の研究会、残り半分はこれらの出版打ち合わせ及び各グル-プの研究連絡に使用された。 本課題の研究は本年度も引き続き活発に行なわれた。特に本重点領域研究を通じて幾つかの新しい重要課題が浮上して来て居り、それらに対しては装いを新たにした重点的研究推進体制が要求される。特に重要なものとして高温超伝導体も含めた極めて少ないキャリヤ-を有する強相関系の総括的研究、フェルミ液概念の一般化とその限界、本研究で残された超ウラン系化合物の物性研究を含めたd及びf電子系全体に亘る系統的なヘビ-フェルミオン研究である。
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