Project/Area Number |
03302062
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
自然地理学
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
三上 岳彦 東京都立大学, 理学部, 教授 (10114662)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
篠田 雅人 東京都立大学, 理学部, 助手 (30211957)
増田 耕一 東京大学, 理学部, 助手 (30181647)
吉村 稔 山梨大学, 教育学部, 教授 (40020375)
水越 允治 大重大学, 人文学部, 教授 (10024423)
吉野 正敏 三知大学, 文学部, 教授 (60015956)
|
Project Period (FY) |
1991
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
|
Budget Amount *help |
¥4,600,000 (Direct Cost: ¥4,600,000)
Fiscal Year 1991: ¥4,600,000 (Direct Cost: ¥4,600,000)
|
Keywords | 小氷期 / 年輪分析 / 氷床コア / 歴史天候デ-タベ-ス |
Research Abstract |
研究は、次の2グル-プに分けて行なわれ、最終的に両者の研究成果を合わせて研究代表者が総括した。 第1グル-プでは、間接的な気候デ-タ(古日記の天候記録、災害資料、年輪分析デ-タ、氷床コアデ-タなど)に基づいて、小氷期の気候復元を行なった。古日記の天候記録を全国規模で収集し、デ-タベ-ス化する研究・作業も平行して行なわれた(吉村ほか)。このデ-タを用いた小氷期の気候復元研究も進みつつある(田上、深石)。古日記の天候記録と米の生産高を関連づけた研究(山川)、小氷期における梅雨季の大気循環パタ-ン推定の試み(吉野)、桜の開花日から気温を推定する試み(河村)、そして、古日記天候記録から夏季の気温を客観的に求める試み(三上)などが行なわれた。また、グリ-ンランドの氷床コアデ-タの化学分析から、過去450年間の北半球における大気環境変動を明らかにする試みなどが行われた(鈴木、三上)。 一方、第2グル-プでは、主として観測デ-タに基づいて、小氷期以降の気候変動を明らかにしようとする研究が行なわれた。熱帯アフリカの降水量変動の分析(篠田)、ユ-ラシア大陸の積雪面積の変動と北半球気温との関連の分析(安成)、小氷期の要因に関する考察(増田)などが行なわれた。 これらの研究成果は、いずれも「小氷期の気候」国際シンポジウム(東京都立大学,平成3年9月末)で発表された。また、この会議の研究成果をまとめたプロシ-ディングスを印刷し、海外との比較を試みた。
|
Report
(1 results)
Research Products
(7 results)