Project/Area Number |
03305004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
広領域
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
油井 大三郎 一橋大学, 社会学部, 教授 (50062021)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅井 良夫 成城大学, 経済学部, 教授 (40101620)
西成田 豊 一橋大学, 経済学部, 教授 (50121629)
豊下 楢彦 京都大学, 法学部, 助教授 (90025156)
中村 政則 一橋大学, 経済学部, 教授 (30017529)
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Project Period (FY) |
1991 – 1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥4,000,000 (Direct Cost: ¥4,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 連合国 / 占領 / 民主化 / 冷戦 / ヨーロッパ / アジア / 日本 / 国際比較 / ヨ-ロッパ |
Research Abstract |
本年度は、5月、7月、12月の3回にわたり研究会を実施した他、関係資料の収集につとめた。収集した資料は、ドイツのアメリカ占領軍政府報告書をマイクロフィルムで購入した他、第2次大戦直後の国際政治史や西欧外交史、とりわけ、フランス外交関係の文献を収集した。また、アメリカ政府の対フィリピン関係外交文書のマイクロフィルムによる収集を行った他、日本占領関係の博士論文も若干収集できた。 研究会においては、メンバーが刊行した著書(中村政則『戦後史と象徴天皇』岩波書店、1991年や豊下楢彦『日本占領管理体制の成立-比較占領史序説』岩波書店、1992年)の合評会を実施した。その他、共同研究の成果を刊行すべく、執筆計画の相互交流を積み重ね、共通の視角の確認につとめて来た。具体的には、(1)「外からの改革」としての占領改革と被占領地域での自主改革の相関関係の解明、それを通じての「失われた改革コース」の発掘、(2)連合国側の戦後世界構想がもっていた勢力圏分割的性格(1944年10月のチャーチルとスターリンによるバルカン合意や占領軍を派遣した国が排他的な占領政治を実施するとしたイタリア方式の意味)の解明、(3)比較の対象としては、旧枢軸国(ドイツ・イタリア・日本)だけではなく、その併合・植民地(オーストリア・フィリピン・朝鮮)をも含めて行うが、前者においては占領が比較的改革的であったのに対して、後者、特に旧植民地においては改革よりも反動化の傾向が強く存在したことの意味の掘り下げが大切となる。(4)従来の占領改革研究は、冷戦によるその成果の停止=逆コースの始まりとして、初期の占領を評価し、冷戦以降で否定的に評価する傾向が強かったが、本研究では、初期の占領改革がもっていた限界(民族・人種問題等)にも目を向け、ポスト近代の始まりとしても注目したい。
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Report
(2 results)
Research Products
(13 results)