Project/Area Number |
03353014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
荒井 綜一 東京大学, 農学部, 教授 (20011934)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
軽部 征夫 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (50089827)
上野川 修一 東京大学, 農学部, 教授 (50011945)
榎森 康文 東京大学, 理学部, 助教授 (60160389)
鵜高 重三 名古屋大学, 農学部, 教授 (70023463)
小清水 弘一 京都大学, 農学部, 教授 (90026518)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Keywords | 機能性食品 / 機能性蛋白質 / バイオセンサ- / 脂溶性ビタミン / 糖代謝異常 / 食品機能 |
Research Abstract |
食品には栄養上の価値にかかわる一次機能と嗜好上の価値にかかわる二次機能とがある。しかし、これらとは別に、食品には生体の諸々の生理系統(免疫系,分泌系,神経系,循環系,消化系等々)を調整し、それらの変調が原因で発症する病気を未然に防ぐ機能、すなわち三次機能の存在することが明らかになり、多大の学問的な関心が向けられ始めた。同時に、この機能の原因となる食物因子(三次機能因子)が次々と解明されてきた。機能性食品は、特定の三次機能因子がその機能を効率よく発現するように設計され、特定の病気の発症を特異的に防ぐ目的で作製されるべき食品である。社会的にみると人口の高齢化を反映して、成人病・老人病と食品の関係には一段と高い関心が寄せられている今日,機能性食品への期待は甚だ大きい。こうした学術的,社会的状況の中で,いま最も重要性が高く、最も緊急性が高い研究課題を討議し、平成4年度発足予定の重点領域研究(320)「機能性食品の解析と分子設計」でそれを具現化するための会議を、平成3年1月14日、東京において公開シンポジウム「機能性食品ーその研究の多様な視点」と題して開催した。ここにおいては、(1)機能性蛋白質の微生物による生産、(2)バイオセンサ-による食品機能の計測、(3)生体の情報伝達と食品機能ー情報物質としての脂溶性ビタミンを例にして、(4)食品機能と病態一糖代謝異常を中心に一の4つの解析的視点が提示され、本研究班員全員の他、約200人の一般参加者を含め、活発な討論が行われ、研究の所期の目的を達成することができた。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)