Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 迪雄 東京大学, 農学部, 教授 (30011943)
富野 士良 東京都立大学, 理学部, 教授 (30101075)
平野 哲也 東京大学, 理学部, 教授 (70013571)
嶋 昭紘 東京大学, 理学部, 教授 (60011590)
桑沢 清明 東京都立大学, 理学部, 教授 (10015589)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Research Abstract |
第3回国際比較生理生化学会議は,国際生物科学連合比較生理生化学部門加盟団体である日本比較生理生化学会が主催し,関連する諸学会等の協力を得て1991年8月25日から6日間,東京都立大学新キャンパス(八王子市)を会場として開催された。本研究班は,この国際会議の学術的成功を基礎にして,日本における比較生理生化学の今後の研究の発展を導くための方策の検討を行った。まず班員および研究協力者に対して,1)わが国の比較生理生化学の現状についての認識,2)個々の研究者の研究・教育環境の問題点,3)比較生理生化学関連分野の研究を振興するための具体的方策,などについてアンケ-ト調査を行った。つぎにこれらの問題点について2回の研究会を開いて討議した。わが国の比較生理生化学においては分野によって研究者が大変少ないなどの偏りが見られ,また,研究・教育環境にも問題がある。比較生理生化学の研究・教育を一層推進するにはさまざまな方策が考えられるが,わが国におけるこの分野の発展に中心的役割を担う日本比較生理生化学会の活動は極めて重要である。このため、毎年行われる大会の様式の検討・内容の充実を計る,各種の学術集会を開き,学会員のみならず関連分野の研究者との交流を計る,出版事業等を通して比較生理生化学のPRを計る,また,比較生理生化学分野の発展に関する問題を考える会を作り,継続的にこの問題について検討することが望まれる。本研究班による,比較生理生化学の研究と教育の現状分析ならびに比較生理生化学の発展への方策(案)は,提言の形で関係研究団体などに報告する予定である。
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