高度好熱性細菌Thermus thermophilusの遺伝学的研究とその応用
Project/Area Number |
03454066
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
応用微生物学・発酵学
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
星野 貴行 筑波大学, 応用生物化学系, 助教授 (80219170)
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Project Period (FY) |
1991 – 1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥4,200,000 (Direct Cost: ¥4,200,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 高度好熱性細菌 / 形質転換 / 遺伝子地図 / Thermus thermophilus / プラスミド / カロテノイド / Thermus |
Research Abstract |
本研究は、高度好熱性細菌Thermus thermophilusの耐熱性生体機能の様々な分野への応用を目指して、T.thermophilusの遺伝学的解析・育種法の確立を目的として行なわれたものである。 本研究では、まず、Thermus thermophilus HB27株の染色体の制限酵素切断地図の作製に成功した。その結果、本菌株のゲノムサイズが約2Mbであることが明らかとなった。また、HB27株が、主染色体以外に、約250kbの巨大プラスミドpTT27を保有していることも併せて明らかにした。 次に、本菌が有している性質のひとつであり、遺伝学的解析・育種法として有用と考えられる形質転換機構について、そのメカニズムを解析した。また、形質転換を用いて近接した遺伝子のマッピングが可能であることを具体的に明らかにした。さらに、プラスミドの形質転換効率の改善法についても検討を加え、その効率を30倍増大させることにも成功した。 本菌の遺伝学的確立の基礎となる各種変異株の分離と解析も精力的に行なった。特に、本菌の特長のひとつであるカロテノイド生産能に関しては、カロテノイド低生産変異株、過剰生産変異株を多数分離し、それらの性質について遺伝学的および生化学的検討を加えた。 各種遺伝子のクローニングを行い、カロテノイド生合成系の律速酵素の一つと考えられるフィトエン合成酵素の遺伝子(crtB gene)、プロリン生合成系の遺伝子(proC gene)については、全塩基配列も決定した。さらに、これら遺伝子を含む種々の遺伝子の染色体制限酵素地図上の存在部位を決定し、Thermus thermophilus HB27株染色体の遺伝子地図のプロトタイプを完成した。
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Report
(4 results)
Research Products
(14 results)