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グラフトスクレロ-シスの発生と防止機構の解明

Research Project

Project/Area Number 03454329
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Thoracic surgery
Research InstitutionAsahikawa Medical College

Principal Investigator

笹嶋 唯博  旭川医科大学, 医学部, 助教授 (20109515)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森本 典雄  旭川医科大学, 医学部, 助手 (40230156)
久保 良彦  旭川医科大学, 医学部, 教授 (70000990)
Project Period (FY) 1991
Project Status Completed (Fiscal Year 1991)
Budget Amount *help
¥4,600,000 (Direct Cost: ¥4,600,000)
Fiscal Year 1991: ¥4,600,000 (Direct Cost: ¥4,600,000)
Keywordsグラフトスクレロ-シス / 高脂血症 / 冠動脈バイパス / 自家静脈グラフト / 内胸動脈
Research Abstract

1.材料と方法
体重20〜26kgの雑犬使用し、1頭に3様の動脈血管移植を行なった。術式は、左前肢静脈を用いた前肢動脈のin‐situバイパス、右前肢静脈を用いたreversed vein頚動脈置換、および左内胸動脈グラフトを用いた頚動脈置換であり、5頭に施行した。術後1カ月を待って5〜20%の高コレステロ-ル食を投与し、高脂血症病態を作成した。血清コレステロ-ル値は、2週毎に測定した。6カ月後に屠殺し各移植血管を摘出し、アテロ-ム変性の有無を形態学的に解析した。
2.結果
1)病態の作成
3種類の動脈移植は問題なく作成されたが、当初予定した内胸動脈の有茎グラフトは長さに問題を生じたため遊離グラフトに変更した。5頭中4頭が目標期間に到達しておらず観察が継続されている。缶詰との混合によるコレステロ-ル食の投与は順調に行われたが、高脂血症犬の作成に問題を生じた。すなわちイヌはヒトに比べ血清脂質が低いうえ、他の報告にある方法に準じてコレステロ-ル投与量を設定(5%)したが、まったく高脂血症とならずコレステロ-ル食の至適条件の決定に時間を要した。現在20%まで増量して追跡中である。5%の条件では血清コレステロ-ル値:平均119mg/dl、トリグリセライド:19mg/dlであった。
2)移植グラフトの形態学的解析
3種類の静脈グラフトはいずれも順調に作成され、良好に機能している。しかし高脂血症が得られていないため各代用血管壁の組織学的所見に、大きな変化は見られていない。なお4頭を追跡中であり年度内に結果が得られる見込みである。
3.結論
小動脈再建に使用されている自家代用血管の3つのグラフトが同一犬に作成可能であることを知り、今後種々の研究に応用されるものと思われる。またイヌの高脂血症犬作成ではコレステロ-ル配分が重要で緻密な脂質検査が必要と思われた。今回の目的である自家代用血管に対する高脂血症の影響については今後の追跡観察から明らかにされるものと考える。

Report

(1 results)
  • 1991 Annual Research Report

URL: 

Published: 1991-04-01   Modified: 2016-04-21  

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