Project/Area Number |
03557117
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
内分泌・代謝学
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
松沢 佑次 大阪大学, 医学部, 教授 (70116101)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
砂原 憲之 大日本製薬株式会社, ラボラトリープロダクツ部・開発部, 開発部長
酒井 尚彦 大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
船橋 徹 大阪大学, 医学部, 助手 (60243234)
久保 正治 大阪大学, 医学部, 講師 (50161667)
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Project Period (FY) |
1991 – 1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥10,900,000 (Direct Cost: ¥10,900,000)
Fiscal Year 1992: ¥4,100,000 (Direct Cost: ¥4,100,000)
Fiscal Year 1991: ¥6,800,000 (Direct Cost: ¥6,800,000)
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Keywords | 動脈硬化 / コレステロール逆転送 / コレステリルエステル転送蛋白 / 単クローン抗体 / 酵素免疫測定法 / モノクロ-ナル抗体 / ポリクロ-ナル抗体 / Baculovirus expression system |
Research Abstract |
我々はヒト血漿を用いてコレステリルエステル転送蛋白(CETP)の精製を行った。精製CETPはSDS電気泳動上分子量約68,000の単一蛋白で合計約2mgのCETPを精製し得た。これをマウスに免疫し、免疫後に脾リンパ球細胞とマウスミエローマ細胞株を融合させハイブリドーマを作成した後、CETPに対するモノクローナル抗体産性細胞のクローン化を行った。この際のスクリーニングの手段として精製したCETPをプレートに固相化して培養上清中の抗体の存在を測定する固相法とβ-galactosidaseでラベルしたCETPを用いて培養上清と反応後のβ-galactosidase活性を追跡する我々独自の方法とを合わせて用いた。約200個のクローンをスクリーニングした結果、2個の強陽性を示すクローンが得られた。しかし、この陽性クローンをマウスの腹腔内に注入し、腹水抗体を上記の方法にて検討した結果、これらの両クローンの抗体価は必ずしも高くはなく、単クローン抗体として酵素免疫法に用いるには不適当と思われたため、現在再度マウスに免疫中である。また、CETPの静活部位として重要であるC末端側の合成ペプタイドを用いての免疫も試みている。 この酵素免疫法の開発と並行して我々はCETP遺伝子異常の検討を行っている。すでにCETP遺伝子のイントロン14のsplice donor siteの1塩基変異(G→A)による高HDL血症症例を報告しているが、この遺伝子異常は健診受診者512名中5例に存在し、わが国の一般人口におけるこの遺伝子変異は約100人に1人と高率に存在することが明かとなった。さらに我々はエクソン15の中に新たなmissense変異(A→G)も発見した。これらのことはCETP蛋白測定の必要性を示すものである。また、このようなCETP遺伝子の異常はわが国においてのみしか発見されておらず、この酵素免疫法を確立することは各種高HDL血症の成因の診断に有用であると思われる。
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