Project/Area Number |
03610012
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
印度哲学(含仏教学)
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
川口 高風 愛知学院大学, 教養部, 助教授 (00125189)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 日本仏教 / 諦忍律師 / 仏教戒律 |
Research Abstract |
(1)諦忍律師(1705ー86)が住持し著作を出した名古屋昭和区の八事山興正寺に所蔵する自筆の戒律書を整理し、刊行された木版本と相違を対校して草稿より見た諦忍の戒律観の推移をみた。 (2)興正寺に所蔵する諦忍自筆の書簡や古文書を整理分類した。それによって交流者が明らかになり、その影響も考えることができた。 (3)諦忍の著作に反論した著作などと論争点を対照し、論争となった戒律解釈の相違主張を明確にして律師の独創的戒律思想を明らかにした。 以上の研究課題を明らかにしたが、特に本年は著作に対して論争を行った隨天と俊鳳妙瑞との論争を明らかにした成果を刊行した。さらに諦忍は、朝鮮通信使使節団とも筆談で交流し、その行列図なども描いていることを明らかにした。また、安永9年5月、安房国に漂着した南京船(元順号)についても諦忍は関心をもち、その船図を弟子に描させている。 このように仏教戒律学の代表的人物である諦忍の仏教学以外の行動も明らかにすることができ、文化的知織の高さと世評に対応していた諦忍の側面も明らかとなった。今後、それらの方面の研究を一層深く行い,成果を出したいと考えている。
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