Project/Area Number |
03610035
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Psychology
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
細川 徹 東北大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (60091740)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大山 正博 東北学院大学, 教養学部, 教授 (70006360)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | パ-ソナリティ / 生活習慣 / 信頼性 / 妥当性 |
Research Abstract |
1.Eysenck Personality QuestionnaireーRevised(EPQーR)短縮版の日本語訳を作成し(4尺度・各12項目)、大学生329名と一般成人(25〜85歳)134名を対象に、信頼性と妥当性を検討した。(1)尺度の内的整合性に関するα係数は、E(外向ー内向性)、N(神経症傾向)、L(虚構性)では男女とも0.7〜0.8の高い水準にあったが、P(非協調性・逸脱傾向)尺度では0.4〜0.5の水準にとどまった。しかし約半年の間隔での再検査信頼性(相関係数)は全尺度とも0.7〜0.8と高く、EPQーR短縮版の再現性が優れていることがわかった。(2)因子的妥当性に関しては、最尤法直交回転によりE尺度12項目から成る第1因子、N尺度11項目等から成る第2因子、L尺度11項目から成る第3因子、P尺度7項目から成る第4因子が抽出された(寄与率23%)。併存的妥当性については、16PF性格検査、YG性格検査、MPI性格検査との尺度間相関を求めた。 その結果EPQーR短縮版の各尺度の特徴が明確となった。 2.健康状態・嗜好・生活習慣・健康観などを問う質問紙を作成し、EPQーR短縮版と併せて、がん検診の受診者に任意で実施し、165名から回答を得た。これらの関係を分析すると、飲酒・喫煙・運動不足・不規則な食事などがP尺度高得点者に多い傾向が認められた。とくに喫煙に関しては、喫煙とがんとの関係を肯定した上で喫煙習慣をもつ人のP得点は、他の人に比べ有意に高かった。 3.上記の研究成果を踏えて、宮城県内14町村の40〜65歳の男女5万5千人を対象に、2と同様の調査を実施し(任意回答)、うち約4万人からEPQーR短縮版を含む有効回答を得た。現在、結果を分析している。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)