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MMPIのコンピュ-タ化実施法と従来の実施法との等価性の基礎的検討

Research Project

Project/Area Number 03610068
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Psychology
Research InstitutionNagoya City College of Child Education

Principal Investigator

鋤柄 増根  名古屋市立保育短期大学, 助教授 (80148155)

Project Period (FY) 1991
Project Status Completed (Fiscal Year 1991)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
KeywordsMMPI / コンピュ-タ化実施 / 平行テスト / 効果の大きさ
Research Abstract

今年度の主な目的であるMMPIのコンピュ-タ化実施用ソフトは完成した。その概要を以下に述べる。コンピュ-タ化MMPIと在来法との等価性に関する先行研究で問題となっている様々な実施条件の違いに対応可能とするため、教示、反応キ-の変更、反応の修正や「?」反応を許すか、項目の呈示時間を、自由に設定可能とした。また、新しい尺度の追加、採点キ-の変更、翻訳や版の変更にともなう項目の修正・追加も、テスト使用者が自由にでき、広範な研究・実践目的に利用できる。被検者の反応を得る装置は、広範な環境での利用可能性を考慮し、安価で現実的なコンピュ-タ付属のキ-ボ-ドとした。各項目に対する反応時間も測定可能である。項目の呈示文字の大きさを変化させることは、来年度以降の問題として残された。なお、日本版MMPI(三京房)の全面的改定・再標準化の作業の一環として翻訳し直された項目がほぼ完成しており、これを来年度使用する。また、コンピュ-タ化MMPI実施に対する心理的反応を検討するための調査項目を作成した。
来年度実施するコンピュ-タ化MMPIと在来法MMPIの比較研究で、等価性の判断基準としてのeffect sizeを以下のように推定した。海外(主にアメリカ)でなされた等価性研究を収集し、統計的手法の1つであるMetaーAnalysisにより、コンピュ-タ化MMPIと在来法の得点の違いから、effect sizeを推定した。さらに、ほぼ等価とされているカ-ド式MMPIと冊子式MMPI間のeffect sizeを同様に求め、この両者のeffect sizeを比較した結果、統計的に差がないことが明らかになった。この検討で得られたeffect sizeを基準とし、来年度の研究で得られたコンピュ-タ化MMPIと在来法との間のeffect sizeが、この基準より小さければ、等価であると結論できることになる(この結果は、日本心理学会第56回大会で発表予定)。

Report

(1 results)
  • 1991 Annual Research Report

URL: 

Published: 1991-04-01   Modified: 2016-04-21  

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