高圧酸素処理により作成したLa_2CuO_<4td>の ^<17>O等のNMR
Project/Area Number |
03640322
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
固体物性
|
Research Institution | Himeji Institute of Technology |
Principal Investigator |
小原 孝夫 姫路工業大学, 理学部, 教授 (70107986)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 光一 姫路工業大学, 理学部, 助手 (20203440)
小堀 洋 姫路工業大学, 理学部, 助教授 (10153660)
|
Project Period (FY) |
1991
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
|
Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
|
Keywords | 高圧酸素 / 高圧セル / La酸化物 / 超伝導相 / 核磁気共鳴 |
Research Abstract |
高圧酸素下で酸化物超伝導体を熱処理する際、LaCuO_4については特に酸素圧が高い方が良い。市販の装置は酸素分圧400気圧、アルゴンとの混合圧で2000気圧であるが、今年度の初めに我々は純酸素圧800〜1200気圧での熱処理装置を完成させた。一般にNMR実験には多量の測定試料を必要とするため、高圧セル中の高圧血加スペ-スを大きくとる必要があり、困難である。一方酸素圧を上げる方がLa系での超伝導相が多くなるため超伝導領域でのNMR信号が強まり、高精度の測定に有利である。そのためセルの一部材料の改善により酸素圧1800気圧に上げての熱処理に成功した。 ^<17>Oガスについては、価格が予定より2倍に急騰したのと、2l以上の輸入時期が未定であった事で実験計画は中断せざめを得なかった。そのため ^<17>Oガスが年度内で1lしか買えず、酸素圧を下げるか高圧セル(酸素等の死体積を含めて)の全面的設計しか方法はなかった。超伝導相の信号を強くしたいため後者の方法を採用することにした。しかしそれでもNMR用の試料の多いさを考慮すると1800気圧の酸素中(約40%の ^<17>Oを含む)のもとで2lの酸素が必要となり、現在あと1lの入手のための待機をしている。さらに今年度は、NMR装置及び超伝導磁石、クライオスタット関係の一部手直しをした。また酸化物超伝導体については、高圧酸素熱処理以外に、γ線照射効果、一層のCuーOを含むBi系のNMR、メスバウア-効果の測定をおこない発表した。
|
Report
(1 results)
Research Products
(7 results)