光音響映像法を用いたドライケミカルの定量評価に関する基礎的研究
Project/Area Number |
03650036
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
物理計測・光学
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Research Institution | Tohoku Gakuin University |
Principal Investigator |
星宮 努 (星宮 務) 東北学院大学, 工学部, 助教授 (40118336)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星宮 望 東北大学, 工学部, 教授 (50005394)
淡野 照美 (淡野 照義) 東北学院大学, 工学部, 助教授 (50176004)
新妻 卓逸 (新卓 卓逸) 東北学院大学, 工学部, 教授 (30146120)
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Project Period (FY) |
1991 – 1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1992: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 光音響 / 映像法 / ドライケミカル / 尿検査 / 定量分析 |
Research Abstract |
本年度の研究では、研究実施計画に従ってまず除振や高速化などの実験装置のさらなる改良を施した。顕微鏡のソフトウエアなどについても一層扱いやすくなるように努力した。また消耗品で可視域半導体レーザー・ダイオードを購入して、簡単な変調実験などを行なった。しかし、これを昨年度までのシステムと組み合わせて新しいデータを得るまでには至らなかった。 逆に、昨年度の研究実績の報告書で指摘しておいた、AO変調器とコンピューターの結合による光音響分光法の新しい方法論である「相関光音響分光法」(ランダムに変調した光を光源として採用する方法)が今年度の研究の過程から実現した。これは本年度の研究計画には予定していなかった事であるが、光音響顕微鏡の解説記事(文献2)中のモデル実験に示す様に基本的な実験が完了してドライケミカルへの応用が可能なレベルにまで達したため、「うれしい誤算」となったものである。 なお、今年度の研究では光音響分光法に関する改良が主となってしまったため、残念ながら高速液体クロマトグラフィーとの関連をさせながら本研究の期間内に定量的な把握を行なうまでには至らなかった。この点については来年度以降明らかにすることになるであろう。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)