Project/Area Number |
03650157
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Fluid engineering
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Research Institution | Hokkaido Institute of Technology |
Principal Investigator |
豊田 国昭 北海道工業大学, 工学部, 教授 (50048039)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白浜 芳朗 北海道工業大学, 工学部, 講師 (30048061)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 噴流 / 非円形 / 渦 / 混合 / 励起 / 乱流 / 制御 / 圧力変動 |
Research Abstract |
非円形(正方形、三角形、長方形)のオリフィス噴流について、渦構造の発生・干渉・崩壊過程をスピ-カ励起により操作し、渦構造の挙動と混合特性との関連を検討した。渦構造の挙動は位相平均圧力分布の測定結果により検討され、可視化実験により推定された結果と良い一致を示した。本研究により、非円形噴流中の渦構造の特異な挙動は自己・相互誘導速度の効果によることが定量的にも明かにされた。非円形噴流の混合特性は噴流断面積の拡大特性により検討され、円形噴流と比較して非円形噴流では断面積が著しく拡大することが定量的に明かにされた。これは、非円形噴流中の渦構造の挙動によるもので、とくに、アスペクト比(AR)2、4の長方形噴流では、渦構造が干渉することにより、渦構造の三次元方形と分裂が生じるために混合が著しく増大する。 長方形ノズル噴流については、AR=2、4、6、8の場合に対して混合特性に及ぼす励起効果を実験的に検討した。励起条件はfe/fn=1、1/2、1/4(fe:励起周波数、fn:ノズル出口自然振動数)とし、噴流の等速線図により混合特性を検討した。混合特性は、AR=2、4ではfe/fn=1/4の場合に、AR=6、8ではfe/fn=1の場合に著しく増大することが明らかになり、この特性と渦構造の関連性も検討した。 非円形噴流中の渦構造の挙動の詳細を解明するために非円形単一渦輪の可視化実験と速度場の定量測定も行った。渦輪は半円と直線部よりなる凝楕円ノズルより発生させた。渦輪はAR=2では長短軸が入れ替わり、AR=4、6、8では2つの渦輪に分裂し、これらの挙動は噴流中の渦構造の挙動に対応していることが明らかになった。
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