Project/Area Number |
03650270
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
安藤 真 東京工業大学, 工学部, 助教授 (90159533)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金田 久美子 東京工業大学, 工学部, 助手 (10108227)
櫻井 仁夫 東京工業大学, 工学部, 助手 (30016620)
後藤 尚久 東京工業大学, 工学部, 教授 (80009232)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Keywords | 直線偏波 / ビ-ムチルト / 反射抑制スロット / 交差偏波識別度 / 終端損失 / 同心円配列 / 楕円配列 / ラジアルラインスロットアンテナ |
Research Abstract |
本研究は、円偏波用平面アンテナとして性能、経済性の両面で優れたラジアルラインスロットアンテナを、直線偏波の分野に適用、実用化するために、その設計法を確立することを目的としたものである。しかし、直線偏波の場合にはスロット素子間の相互結合により生ずる反射のために効率が原理的にも50%以下になってしまうことがわかっているので、以下の項目を今年度の技術課題目標とした。 (1)交差偏波量ー20dB、反射量がー15dB以下となる直線偏波放射単位(放射用スロットと反射抑制スロットの対)を解析的に探索する。 (2)アレ-アンナテとしての総反射量を一20dB以下に抑圧するため、上記放射単位のアレ-配列法を明らかにし、基本的な同心円配列に加え、必要に応じてビ-ムチルトを行い楕円配列も検討する。 (3)総反射量が一15dB以下に改善できるとレド-ムを用いてその反射と相殺することにより、反射損失はほぼ解消できることになるのでレド-ム厚、材質、アンテナとの間隔を変えて相殺効果を確認する。 1.直線偏波放射単位(2スロット〜4スロット構成)を用いて配列を最適化することによりアレ-アンテナ全体としてスロットからの反射量一16dB以下、交差偏波量一27dB以下、総反射量の最悪値一8dB以下を実現し、最大利得35.4dB、アンテナ効率67%を得ることができた。この値は理論的効率80%以上にはまだ達していない。これはアンテナ終端における損失がまだ15%度あり、またビ-ム正面方向では抑圧されている反射抑制スロットからの不要放射が横方向に若干存在するためにサイドロ-ブ・レベルが高くなり効率が低下しているためである。なおビ-ムチルトも試みたがまだ十分な効果は得られていない。 2.レド-ムを用いてレド-ム厚、材質、アンテナの間隔を変えることにより総反射量を一22dBに改善し、利得を0.3dB上昇させることができた。 本研究で残された課題として次の項目がある。(A)反射抑制スロットからの不要放射の十分な抑制(もう1つの放射単位構製(ダブルスロット)も平行して検討)(B)終端損失の解消による高効率化(C)ビ-ムチルト
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)