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細胞融合によるアブラナ科野菜の新しい細胞質変異の作出

Research Project

Project/Area Number 03660034
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 園芸・造園学
Research InstitutionKyoto Sangyo University

Principal Investigator

山岸 博  京都産業大学, 工学部, 助教授 (10210345)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 矢澤 進  京都大学, 農学部, 助教授 (90026550)
寺地 徹  京都産業大学, 国土利用開発研究所, 講師 (90202192)
Project Period (FY) 1991
Project Status Completed (Fiscal Year 1991)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords細胞融合 / 細胞質変異 / PCR法 / 雄性不稔性
Research Abstract

細胞融合によりアブラナ科の新しい細胞質変異を作出すること並びにその過程において効率的に細胞質の変異を解析する方法を開発することを目的として、キャベツと他のアブラナ科植物の細胞融合を行うと共に、ダイコン類のミトコンドリア遺伝子のPCR法による増幅と解析を行い、以下の結果を得た。
1.キャベツを片親として野生ダイコン(Raphanus raphanistrum)、雄性不稔性ダイコン、クロガラシ等との細胞融合を行った。融合に際して、体細胞雑種の頻度を高めるために再分化率の高いキャベツにIOA処理を施した。その結果キャベツと野生ダイコンの組み合わせにおいて12個の茎葉が再分化し、このうち8個は植物体にまで生育した。これらについて、鉢上げをして外部形態を調査すると共に、葉緑体、ミトコンドリアにおけるDNAの変異を解析している。
2.ダイコンのミトリコンドリアにおけるatpー6遺伝子の近傍について、PCR法によってDNAの増幅を調ベた。その結果、雄性不稔ダイコンとの間にはDNAの増幅の有無に差のあることが認められた。また野生のハマダイコンには、表現型上は正常でありながら雄性不稔性ダイコンと同じDNAを持つ系統が存在することが認められた。これら系統は、細胞融合により他のアブラナ科植物に雄性不稔性を導入するための有効な素材となることが明らかになった。またPCR法によってごく少量の材料でのDNAの解析が可能であったので、体細胞雑種の細胞質の迅速な検定に利用しうるものと考えられた。

Report

(1 results)
  • 1991 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 山岸 博: "PCR法によるオグラ型ミトコンドリアを有するダイコンの検出" 育種学雄雑誌. 42. (1992)

    • Related Report
      1991 Annual Research Report
  • [Publications] 山岸 博: "アブラナ科植物における体細胞雑種とその細胞質遺伝子" 京都産業大学国土利用開発研究所紀要. 13. (1992)

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      1991 Annual Research Report

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Published: 1991-04-01   Modified: 2016-04-21  

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